美容室経営の本質ってなんだ?
従業員の「幸せ」か?
本気でそう思ってるのか?
じゃあ、その「幸せ」ってなんだ?
定義できてるのか?
数字で表せんのか?
「従業員を幸せにする!」
たまに、そんな声を見かける。
ちょっと待てよ。
僕らの職業って、美容師自体が
お客さまに提供する
“サービスそのもの”なんだ。
良いコンディションに整えるのは、
当たり前。経営者の責任だ。
それを「幸せにしてあげる」って言ってるなら、
ちょっと勘違いしてるんじゃないか?
それは“幸せにしてる”じゃなくて、
単なる「品質管理」だ。
経営の本質って、もっとシンプルだ。
経営の本質は
「需要」と「供給」だろ。
いい需要を見つけて、
適切な供給を届ける。
それだけだ。
従業員満足ってのは、
「適切な供給」の一部でしかない。
美容業界って、CtoC的な特殊な商売だから
この本質がズレやすい。
人手不足で「従業員=お客さま」
みたいになってるサロンも多い。
だからって、大量の給料を渡して、
たっぷり休みを与えて、
最新技術も教えて、
「どう? 幸せでしょ?」って、
違うんだよ。
それ、当たり前なことで、
幸せとか関係ないんだよ。
そればっかり強調してるから、
ちょっと思い通りにいかないだけで、
自分の時間がなくなるだけで、
うまくいかないことが出てくるだけで、
「私、全然幸せじゃない」
って思い込む人が増える。
ずっと与え続けるのか?
ずっと“わがまま”に応え続けるのか?
幸せって、そんな簡単なもんじゃない。
欲しいものが手に入ったときに感じるのは、
ただの「快楽」だ。
それは“幸せ”じゃない。
本当の幸せを提供してないから
優れたスタッフが独立して
去っていくんじゃないのか?
「幸せ」を求めてさ。
本当の幸せってのは
- 欲求の解消(快楽)だけじゃない。
- 意義性を感じること
- 没頭できる時間があること
- 成長を実感できること
- 良好な人間関係があること
この5つが揃って、ようやく「幸せ」になる。
だから言いたい。
「幸せにしてあげる」とか言うな。
それは幸せじゃない。
ただの“快楽の提供”だ。
品質管理の一端だ。
お客様のためのサービスだ。
幸せってのは、挑戦の中にある。
誰かのために、何かのために、
“ちょっとした挑戦”をしてる人に、
幸せってのは訪れる。
(例えばわかりやすく一つだけ補足すれば、
誰かのために挑戦している、
その誰かとは、
上辺だけではない
真の人間関係で繋がるだろうからね)
要するに、「私はやる!」って
自分で決断した人が手にするものだ。
そんなに簡単に「与えられる」もんじゃない。
そもそも求めてばっかりの人の元には
訪れないよ。
組織ってのは、「挑戦する場所」だ。
「幸せになれる組織」を、
みんなで「創る」場所だ。
「幸せになりたいから入る」んじゃない。
「誰かを幸せにしたいから所属する」
それが、健全な組織の在り方だ。
僕もまだ未熟だ。
うちのスタッフも、まだまだ未熟だ。
だけど少なくとも、間違った方向には
進んでないと思ってる。
幸せは「与えるもの」じゃない。
「決断して、挑戦した人」に訪れる。
それをみんなで実行するためにあるのが組織だ。
そしてそもそもその挑戦とは、
「需要」に「供給」を届けること。
それが本質だからね。
そうじゃない挑戦は
休みの日に1人でやれって話。


