業界の闇に切り込んでみる。 | スタッフに愛を。スタッフへの愛情、スタッフへの待遇で日本一を目指すサロン「ビューティズム」です。

スタッフに愛を。スタッフへの愛情、スタッフへの待遇で日本一を目指すサロン「ビューティズム」です。

スタッフの「時間」「お金」「健康」の裕福を目指し、日々頑張っている美容室ビューティズムの新しいスタッフ募集用のブログです。新卒、中途アシスタント、初級スタイリストを募集中!一緒に楽しい職場を作っていきましょう!

この記事は前回の続きになります。

前回の記事をお読みでなければ


こちらをクリックで前回の記事へ


なぜ私たちのサロンが

アシスタントを使わない事を

選んだのか?


結論から言えば、

入社してくれたスタッフは、

アシスタントとしてではなく、

良いスタイリストに育てるためです。


この部分の説明は長くなるので、

今回はまず、入社した子を

アシスタントとして使うことの

デメリットからお伝えします。


まず前提条件として、この場で言うアシスタントとは就労開始2年未満のまだスタイリストになれていない若いスタッフと、定義します。


1.お客様は望んでいない


まだ技術が未熟なアシスタントに

カラーやパーマを代わりに

やって欲しいと思っているお客様は

普通に考えれば、いません。


2.頻繁に失敗する


白髪の染め残し、ドライヤーが熱い、

シャンプーで耳に水が入った、

乱暴で痛いなどなど、

とにかくトラブルが多い。





この2つから導き出される問題は、

失客の原因、かなりの割合で

アシスタントによるものである

という事です。


つまり、お客様にご迷惑を

おかけしている可能性が

とんでもなく高いと言えます。


さらに言えば、それによって

スタイリスト、アシスタント間に生じる

摩擦、ストレスは半端ではありません。


ルールの制定、ミーティング、

反省会、時にはお客様のお宅まで

謝罪に行くことすらありました。



3.大して勉強になってない


ひたすらシャンプーをさせられるが、

お客様はどこをどうした方がいいとは

言ってくれないので、

別に上手くなるわけでもない。


スタイリストと一緒にカラーを塗布し、

どんな色になるのか気になるものの、

他の仕事で仕上がりが見れない。


指示を受けてパーマを

巻かせてもらっても、

カウンセリングを聞いていないし、

カットも見ていなかったので、

どんなニーズなのかさっぱりわからない。

そして仕上がりも見れない。


などあげ出すとキリがないのですが、

僕の経験上、50%以上の時間は、

なんの学びにもなっていない、

無駄な時間です。

特にデビュー間近になって

先輩の代わりにシャンプーするなど、

無駄の極みです。


こんな話もあります。


昔僕がアシスタントだった時、

男性のお客様のシャンプーをして、

お席に案内し、クロスを付け、

僕は次、急ぎの頼まれ事があったので

担当スタイリストに

シャンプーを終えた事を告げ、

他の仕事へ向かいました。


夜、スタイリストに呼ばれ、

なぜ男性カットなのに、

シェーバー(襟足を剃るやつです)を

用意してなかったのかと、

気が利かない、使えない、

ろくなスタイリストにならないと

散々馬鹿にされました。


(あの時間はお前より

俺と他のスタイリストの方が

忙しかったんだよ!

お前が取れよアホが!!)


と思いつつ

歯を食いしばって耐える、、、


とまあこんな不毛なやりとりが

至る所で行われていました。


4.退社リスク、求人コスト


ここまでお読みいただければ

ご理解いただけると思いますが、


お客様には嫌がられ、

スタイリストとは摩擦を生み、

大して勉強にならない。


辞めますよね?普通。


ええ。辞めるんですよ。ほとんどが。

某有名店では30名入った新人が

一年で全員辞めたなんて話も聞きます。


当時の僕を支えたのは、


(こんなくだらない時間は

最速で終わらせて、

このくそスタイリストどもを

さっさと上回って説教してやろう)


という強い信念??

でした(昔は嫌な男でした、、、)

結局まわりは90%辞めていきました。


昔は美容師はやたらといっぱいいたので

アシスタントがやめてもすぐに

補給されるのが当たり前でした。


ところが今。

全然美容師いないわけですよ。

昔と比べ、求人コストは桁違いに

上がっています。


いくらアシスタントを使って

高い売り上げを上げても、

今は求人コストが

上回りかねない時代です。


当然真っ先に削られるのは、

わかりますよね?

アシスタントの給与です。


5.最大の闇


最後。やばい話をしましょう。

ただ、こう考えているお店は

だいぶ減ったと思いたいのですが、

未だ多く存在しています。


実は、

アシスタントが

スタイリストデビューすると

困る美容室、意外とあるんですよ。


今は求人難で、

アシスタントがなかなか

手に入りません。


スタイリストが歩合で働いていた場合、

アシスタントがいなくなると、

売り上げ下がるんですよ。

そうすると、給与も下がります。


もしこういったお店に入社した場合、

地獄だ

とだけお伝えしておきましょう。

あなたは無駄に長く、

アシスタントとして

こき使われることでしょう。



結論としてまとめます。

昔、良いアシスタントは

良いスタイリストになる

そう教えられたことがあります。


僕は、そういってる人に聞きたい。


「なんか、データ

あるんすか??」





野球部で全力で玉拾いしてる子が

プロで活躍するように

なるんですかね??


玉拾いじゃなくて、

ちゃんと野球教えた方が

良くないですか?


そもそも良いアシスタントに

育て上げようとしてる時点で

悪意を感じます。


良いスタイリストに育てるのが

目的なはずなのに、

めちゃくちゃな遠回りをさせる。



と、書き出したら

ヒートアップしてしまったのですが、

次回は逆にアシスタントから

脱却したことによって

得られたメリットを

存分に語ろうと思います。


これはこれから働こうとしている

新卒の子、

今、苦しんでいるアシスタントの子

にはなるほどな記事になると思います。



就職先を探している新卒生。

学校に通いながら

働けるところを探している

通信生。

中途アシスタント。

初級スタイリスト。


良かったらまずはお話だけでも

しに来ませんか?大歓迎です。


✉️masa1030.lowlayer@hotmail.co.jp

「見学希望」とメールください。


または、

こちらからメッセージを!