母は父と違って動物が好きで

かねがね 犬を飼いたいと思っていた。

父が亡くなってしばらく経ってから

犬を飼いたいと言い出した。

 

そして20年前くらいの ある日曜日だったと思う。

わたしが前日飲みにいって遅く帰り

布団の中でまどろんでいたら

子犬の鳴き声が聞こえた。

いきなり買ってきたらしい。

というか、シーズーのメスがほしくて

ちょいちょいペットショップに行っていたらしい。

そして、出会ったようだ。

 

ひまわりと名付けられたその犬は

結果 13年くらい生きたと思う。

母が世話していたが わたしも一緒に散歩に行ったり買い物に行ったりして

可愛がっていた。

忘れられないのが、何度も同じ手にひっかかること。

 

彼女が好きな 小さなぬいぐるみを放り投げると

喜び勇んで拾いに行く。

わたしがぬいぐるみを投げたふりをして後ろに隠し持っていると

放り投げられたはずのぬいぐるみを 一生懸命に探すのだ。

わたしがチラッと 手の中のものを見えるようにすると

「ワン!ワン!」

と吠える。

「持ってるでしょ!持ってるでしょ!」という感じ。

で、投げてやると拾いに行く。

またすぐ隠し持つと 一生懸命探す。

そんな彼女との会話を 今でもよく思い出す。

 

シーズーは 目が出っ張っていて鼻ぺちゃで

とても愛嬌がある。

そして賢い。(同じ手にひっかかるけど)

死んでから7、8年経つかな。

最後は動物病院に入院したまま ケージの中で一人で死んでいった。

寂しがり屋だったので、母は可哀そうなことをしたと悔やんでいた。

 

犬って一途だよね。

個体差はあるかもしれないけど

ひまわりは真面目で一途で誠実で可愛かった。

会えてよかった。

 

でもわたしは 自分では犬は飼わないかなー。

5回枯らしたアジアンタムが復活してきている。

今年の早春には3つしか花が咲かなかったシャコバサボテンにも 今度こそ頑張ってほしい。

植物も、かわいいよー。

 

今朝の体重

昨日比800グラム減