あれま!6月も早や1週間を過ぎてしまいました。 今月1日には、ままごんさんも晴れて?!
無事に・なんとか・とうとう・仕方なく・ヨロヨロと・・・・またひとつ、年齢を重ねることと相成りました。
ええ、ええ、何が変わるわけでもなく、淡々と受け入れましたわよ。減らせるものなら・・・・・・・・・・
でもまあ、そこそこ楽しく暮らしておりますしね。ステキな華世代を生き抜こうではありませんか~
6月といえば、もうこの花以外にはありませんよね。色とりどりの紫陽花が、あちこちに咲き誇り
陽射しよりもやっぱり雨が似合う花でもあります。
誕生日の記念というわけでもありませんが、たまたま立ち寄ったお店で売られていたヤマアジサイを
いつも駐車場に出入りする塀の脇に植えてみました ↓ 濃い青にちょいと惹かれてしまった
今年はまだ花も小さいけれど、上手く根付いてくれたら、来年は大輪を楽しめるかも (^。^)
ほぼ日課のテクテクコースにも、たくさんの紫陽花が咲いていて、とっても癒されます♪
紫陽花の花言葉は、「移り気」が有名ですが、実は「家族愛」というしゃれた言葉もあるんだそうです。
思い出を寄せ集めて咲く風情にピッタリでしょう?この時期のナレーションの定番にしています!!
70代半ばの女性のご葬儀。朝、目を覚ましたご主人の隣の布団で、奥様はもうすでに冷たくなって
いらしたそうです。眠ったまま逝ってしまわれたことを、まだ受けとめきれていないご主人に代わり
喪主を務められたのは、ご長男でした。「オヤジは無理やろ・・・。」との判断だったようです。
ご二男も一緒に打ち合わせをしてくださいましたが、弔電の確認や生前のご様子などをお話しさせて
いただく間、冷静に見えながらもその動揺は、こちらにも痛いほど伝わってきました。
毎日、畑仕事に精を出し、手作りの野菜をふんだんに使ったおふくろの味が食卓に並びます。
いつもどっさり収穫した梅の美で、梅酒をこしらえ、ご家族だけでなく近所にも分けて回っては
「美味しい」の一言を、満面の笑顔で喜んでいらしたというお母様でした。遺族代表謝辞の中で
ご長男は、私との話の際にはほとんど口にされなかった、家族ならではのエピソードも涙声で語り
「これまで、葬儀のことだけを考えて気を張ってきましたが・・・・。」と、我慢の限界を超えたように
声を詰まらせていらっしゃいました。
出棺時のご挨拶でも、ご二男が迷惑のかけ続けで親孝行をしてやれず、今年初めて母の日に
贈ったバッグを、嬉しそうに使っていたことを聞いて安心した矢先だったと、悔しさを必死で堪えて
言葉をつなげていらしたのも印象的でした。もっといろんなことをしてあげたかったという無念が
溢れる光景でもありました。
「ありがとう」の感謝の思いも、「ごめんなさい」の陳謝の思いも、後回しにしてしまっては
伝える機会を失くしてしまうことにもなりかねません。今の思いを伝える時は、まさに今この時です。
「ありがとう」を伝えた先にも、「ごめんなさい」を伝えた先にも、あるのは大切な人の笑顔です。
ご遺影の笑顔のそばにも、家族愛の象徴のように、うす桃色の紫陽花が静かに寄り添っていました。