Boy or Girl ? | 「窓辺の風景」 ・・・喜・想・哀・楽  

「窓辺の風景」 ・・・喜・想・哀・楽  

かけがえのない大切な時の流れ・・・
心の窓を開いて望む一瞬の風景を、優しい言の葉で綴ります。



木々の枝先に、緑鮮やかな若葉 クローバー  桜色から新緑の季節へ・・・・。

光と風が、命尽きた人を包み込んで、かの地へと導いてくれますように・・・。


数日前のことでした。仕事から帰り、遅い昼食をとっていると

長男から電話が入りました 携帯

「もしもし、何のご用??」

「今さ~、7ヶ月目の検診で産婦人科に来とるんやけど・・・。」

「ふ~~~ん。」

「赤ちゃんの性別がわかったとよ~~。聞きたい?聞きたい?」

「へえ~~。どっちなん?」

コイツはいったい電話口で、どんなにやけた顔をしているんだろうかと

少々呆れ気味の母なのでした (-。-;)

その日は午前中で仕事が片づき、午後は特にすることもなかったので

早退して、嫁の検診につきあっているらしいのです。

オマケに、あちらのご両親も一緒に来られているらしく、二人を病院まで

送ってきて、診察の時間中はお出かけとのこと。

ご存知のとおり、我が家はダンナが男2人兄弟、我が子は男3人兄弟。

弟の家族も男の子2人という、男系家族です。

一方、嫁は2人姉妹で、先に生まれた妹の子どもも女の子という

女系家族です。ウチの義父母は、初孫を授かると分かった時から

「女の子がいいねえ~~~。」と、長男の嫁としてはまずは男子を

生まねばならぬというプレッシャーも、サラサラないというお気楽な身分で

ありながら、生まれたのは3匹ともオスという皮肉な運命(笑)

昨年、初孫である長男が結婚し、年末にオメデタの吉報を聞いた時には

義父母共にきっと口には出さねど、「女の子」を願ったに違いありません。

また、嫁のお父さんは義理とは言え、ウチの息子を非常に気に入って

いただいているようで、実家に行った際にはお酒の相手として

大歓迎のご様子。そして最近は二言目には「やっぱり男の子が・・・」と

期待に胸を膨らませておいでなのだとか^^;

つまりは、男の子が生まれればあちらが大喜び!

女の子が生まれたら、こちらが大騒ぎという大勝負なのであります。

孫は、子どもよりもはるかに可愛いと聞きますが、ちょいとへそ曲がりな姑は

いまだに全く実感が沸かず、いずれにしても無事に健康な赤ちゃんが

生まれてくれればそれが何よりだと思うばかりなのです。

今の仕事を始めて、実際に死産の赤ちゃんを見送られるご夫婦の

あまりにも悲しいお別れの場面や、生まれてもわずか数ヶ月で

命尽きてしまった我が子を、抱きしめて泣きじゃくる母親の姿を

見てきただけに、生まれ来る命の奇跡や今日まで無事に生きてきた

子ども達の歩みさえも奇跡に感じるのです。

性別が判明したことで、これから彼らは具体的に必要なものを

買い集めたり、名前もいくつか考え始めることでしょう。

プレじいさんは、先日家電フェアでムービーデジカメをゲットしてきました。

はて?じゃあ私は何をすればいいのじゃろう?!


さあ、皆さん!! ままごん家の初孫ちゃんはいったいどっちなのかな はてなマーク



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