其の壱【三浦春馬を見つめるレビュー】最高の徳川家康を演じてくれてありがとう | Koharu日記

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春馬くんに
スポットをあてた記事です

長いので…
2つに分割です

春馬くんに触れてるところ
泣いてしまって
何度か中断しながら


…春馬くんらしい

やっぱり春馬くんです

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新田真剣佑さん主演、山崎紘菜さん、鈴木伸之さん、渡邊圭祐さんらが出演する異色の【部活×青春×歴史】を描く映画『ブレイブ -群青戦記-』。生徒役のキャストの皆さんも大変素晴らしいですが、この記事では武将キャストとして登場する徳川家康役の三浦春馬さんにフォーカスしたいと思います。

『ブレイブ -群青戦記-』

©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社


2021年3月12日(金) 全国東宝系にてロードショー
出演:新田真剣佑
   山崎紘菜
   鈴木伸之 ・ 渡邊圭祐
   濱田龍臣 鈴木仁
   飯島寛騎 福山翔大
   水谷果穂 宮下かな子
   市川知宏 ・ 高橋光臣
  /三浦春馬 ・ 松山ケンイチ
監督:本広克行
脚本:山浦雅大 山本 透
音楽:菅野祐悟
原作:笠原真樹「群青戦記 グンジョーセンキ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
配給:東宝
©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社

概要:
集英社「週刊ヤングジャンプ」で、異色の【部活×青春×歴史】作品として熱狂的なファンを獲得した人気コミック「群青戦記 グンジョーセンキ」が実写映画化。
空前絶後のエンタメ超大作『ブレイブ ‐群青戦記-』として公開。

ストーリー:
退屈な授業と、常勝を義務付けられた部活。
“その日”は、彼らにとっていつもと同じ学校生活だった。
自分に自信が持てない弓道部の西野蒼(新田真剣佑)は、部活にも力が入らないでいて、幼なじみの瀬野遥(山崎紘菜)と松本考太(鈴木伸之)も、そんな蒼のことを気にかけていた。
いつもと変わらない日々の中だったが、一本の雷が校庭に落ちて、彼らの日常が一変する。
学校の外の見慣れた風景は、見渡す限りの野原となり、校内には刀を持った野武士が襲来して、学校生徒はパニックに!
次々と生徒が倒れていく中、歴史オタクの蒼は、学校がまるごと戦国時代、かの有名な「桶狭間の戦い」の直前までタイムスリップしてしまったことに気付く。
果たして彼らは戦国時代を生き抜いて、平和な現代に戻ることができるのか?!
いま、歴史上で決して語られることのなかった、前代未聞の高校生アスリートVS戦国武将による戦いが始まる!
(公式サイトより)

予告編90秒【3.12 公開】映画『ブレイブ -群青戦記-』


魅力的なキャストが集結

引っ込み思案で消極的だけれど、運動能力が非常に高い主人公、弓道部の西野蒼を演じる新田真剣佑さん。
蒼と同じ弓道部に所属し、蒼を励ます元気で明るい瀬野遥役の山崎紘菜さん。
蒼と遥と幼馴染で、リーダーシップに溢れた剣道部主将・松本考太役の鈴木伸之さん。

右から新田真剣佑、鈴木伸之、山崎紘菜

©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社


この3人をはじめとする生徒役のキャストの皆さんは、タイムスリップしてしまった戦国時代から、どうにかして現代に戻るために、全国屈指のスポーツ強豪校のエリート高校生アスリートであることを活かし、また科学部の部員は頭脳を駆使して、みんなで力を合わせて戦う生徒たちを好演しています。

それぞれに見せ場があり、輝いているキャストたち。
ストーリーも、学校まるごと「桶狭間の戦い」の直前にタイムスリップしたり、大勢が野武士に切られたり、連れ去られたりと、考えもつかない展開の連続ですが、「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を使って生き抜く高校生の死闘や、熱い友情に、大人の私もグイグイ引き込まれ、全く新しい 見たことのない青春ファンタジーを大いに楽しむことができました。

©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社


蒼たちに先駆けて 戦国時代にタイムスリップした不破瑠衣役の渡邊圭祐さんは、キーパーソン的な役柄を怪演(この言葉がピッタリ来ると思います)していて、強い印象を残します。

渡邊圭祐

©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社


戦国武将の織田信長を演じる松山ケンイチさんの凄みについては、本編を見る前から聞き及んでいましたが、さすがの貫禄と迫力で 圧倒的な存在感を放っていました。

松山ケンイチ

©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社


魅力的なキャストが集結する中、私が本作で最も惹かれたのは、徳川家康役の三浦春馬さんです。

主人公を奮起させる徳川家康

高校がまるごとタイムスリップしたため、学校内に突然現れる刀を持った武士たち。
蒼たちは、織田信長の軍勢に連れ去られてしまった仲間たちを救い出そうとしますが、歴史オタクである蒼は知識がたくさんあるにもかかわらず、自分に自信がないため なかなか一歩を踏み出せません…。

そんな蒼を導くのは、後に天下人「徳川家康」になる松平元康で、彼を演じているのが三浦春馬さんです。

三浦春馬

©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社


松平元康は、未来から来たという蒼の話に耳を傾け、蒼が立ち上がるように背中を押します。
その時に、一ケ所の領地を命懸けで守るという意味の「一所懸命」という言葉について、蒼に語る元康。
彼の言葉によって、蒼は覚醒するのです。

徳川家康(松平元康)は、数多くの作品で様々な俳優たちが演じてきましたが、私は本作『ブレイブ -群青戦記-』で三浦春馬さんが演じた徳川家康が最高だと思いました。
春馬さんの家康は、「こんな素晴らしい人に日本を任せたい!」と感じさせる、力強く、そして心優しい人格者なのです。
彼に励まされたら、蒼と同じように「仲間のために全力で戦おう!!」と奮起せずにはいられません。

 

春馬さんが本作に登場した時、映画のストーリーとは関係なく、突然 涙がこみ上げてしまいました。
胸が震えて、そこからずっと泣くのを止められませんでした。
スクリーンの大画面に映る春馬さん。
なんて素敵な俳優さんなんだろう。
演じている役もぴったりで、主人公の蒼と同じ思いを観客に抱かせる 大きな魅力が溢れ出ています。
映画を集中して見ているはずが、「彼はもういないんだ」という現実が頭の片隅に浮かび、「いや、そんなこと信じられない」という感情とせめぎ合って、涙が出たのだと思います。

2020年は誰にとってもつらい年で、それが今も続いていますが、春馬さんの訃報はどうしても信じ難く、受け入れられないままです。

この『ブレイブ -群青戦記-』で、彼は多くの人たちを私と同じように惹き付けるであろうし、全ての出演作の中にずっと生き続けます。

こう書いていても、やっぱり彼がいないことを受け入れられませんが……
本作のプロダクションノートから監督たちのコメントをご紹介して、春馬さんがどれほど素晴らしい俳優かお伝えしたいと思います。