Hi, it's Minako, a Japanese/English interpreter.

日英通訳のMinakoです。

 

今日も医療事故的な状況のクライアントさんから頂いた資料の理解の準備をしています。

通訳は言語は出来ますが、知らないことはどうにもなりません。

逆に、知ってさえいれば、つたない表現でも通訳できます。

 

医療通訳の準備の過程を記録することによって、必要な方のお役に立てたら幸いです。

 

私の場合は通訳するために開示できるだけの資料を請求します。そして、まず、一通り目を通しして、気になることを調べます。


調べ中に出会った気になることも調べておきます。

ここまでは司法継訳をする時も企業での通訳を行う場合も同じです。

 

実例:

肩甲舌骨筋に問題が生じたとあるので、すが、資料には「片舌骨筋」で書かれています。英日を行ったり来たりして調べると日本語では「肩甲舌骨筋」この表記が正解だろうと分かってきます。

 

図を探します。

このあたりが「肩甲舌骨筋」と分かりますが、問題が発生している場所なので、周辺の組織との関連を調べます。

肩甲舌骨筋の動画のリンクを貼ります。

この動画で解剖学的に細かいつながりを知っておきます。こちらの動画ではそことつながる神経が親切に解説されています。解剖アプリの開発者でDr.ムックの解剖の解説が無駄がなく分かりやすいです。

 

こちらの英訳も出来たので、毎日、確認します。

働きのインプットが必要な部位はまた、アナトミー系の情報を探して学びます。

場所の名前を覚える前に、この図が白紙復元できることを目指します。

筆談すれば何とかなるような知識にしておきます。

他の方がどうされているかは知りませんが、自分で何とかコミュニケーションの橋渡しができるための地盤を作ります。

 

 

Minako