Hello everybody.

 

8月から手術の通訳にデビューしました。

少し、思いを書こうと思います。

目的は覚書と、少しでも誰かの参考になればいいなぁ~

 

内容は「前十字靭帯再建手術」です。英語で言うとAnterior cruciate ligament reconstruction surgeryです。

 

流れは、ある人が仕事中にバランスを崩して、膝を打ち、膝の近くにある前十字靭帯の一部を切ってしまいました。リハビリをしても治らないので、靭帯移植の専門医を紹介されました。そこでも、更に診察して、リハビリで経過観察をしたそうです。その時は私ではない通訳がつきました。

 

私は手術が決まり、その説明の段階で通訳させてもらう事になりました。

 

次に、手術のための各種書類、既往症、アレルギーなどを記載する表、手術の同意書、麻酔を使用するための同意書、起こりうるリスクの説明、それを医師から聞きましたという書面etcを通訳して、サインをもらいます。入院の説明、お洗濯、食事、回診など、身の回りのこと、面会時間などについての説明。

 

そして、入院前の検査を受ける際の通訳:

MRI,CT,血液検査、等々に加え、手術後に足に装着する装具のフィッティングと装具の目的、必要性、装着する期間。装具は回復に従って、別の装具へと変わって行きます。

 

入院当日:

入院施設の利用方法などの説明(シャワー、ナースセンターetc)、装具を選定、身に付けるものを全て説明します。

手術の時に着用する術衣や、手術用のアンダーなど。

車椅子の使用の練習。松葉づえの練習。

麻酔担当からの説明。

医薬品担当からの説明。

 

手術当日:

朝の回診。

入院部屋の移動。

手術室へ移動。

通訳もマスクしてガウンを着て、体に付けるチューブの説明、体調の質問、各種注射、麻酔が利き、眠るまでの間の全てを通訳します。

 

待合室:

目覚めるタイミングから通訳に入ることを知らされます。

薬の分量などで、ほぼ正確に覚醒する時間が把握できるので、手術後病院内に居るようにと決められた時間以降、少しお昼休みをもらいました。

 

手術室へ呼び出し:

覚醒の声掛けの通訳

声をかけられている事が分かるかどうか?

気分が悪くないかどうか?

各所のしびれなどについて、有るかないか?

その時の患者さんの状態の説明。

例えば:その時の症状が咳き込んでいたので、その理由を通訳

「喉の奥まで気道の確保のためにチューブが入っていたんですよ~」

ストレッチャーで部屋に移動するまで通訳します。

 

冷却器具などをセットするので、しばらく、廊下で様子をみて、体調の変化などを通訳

 

まだ、目覚めては眠ることを繰り返すので、付添の方とその間に、執刀医からの説明に行きます。

 

そこで、関節鏡で撮影した手術した個所の説明と今後の回復などなどを聞き、告知することがあることを把握。

 

部屋に戻り、時間ごとの回診の通訳をします。

具体的に言うと、体を起こして、ベッドをリクライニング出来るようになる段階。

水が飲める段階。

大体、一時間置きに次のステップへ進む感じでした。

ここまで、通訳しました。

補足ですが、それ以降、また一時間後に手術後専用の食事を試す時間がやって来ます。

 

告知:

執刀医がケースに応じて仕事をしているので、約束が難しく、執刀医からの説明を日英文書にまとめて、付添の方へ送りました。

 

現在は入院中なので、まだ、何か通訳をさせて頂くかもしれません。

 

以上です。

 

色々な人の支えで、この手術の通訳を引き受ける事が出来ました。

感謝しています。

ありがとうございます。

事前に、自分で調べて、手術動画を探したり、トップに出て来る手術の文献を読みました。

直前にはブロ友のか~ちゃんに「前十字靭帯再建手術」を詳しく教えてもらい、理解が進みました。あまりにもストライクゾーンに入った内容だったので、不測の事態に備えて、内容をプリントしーラントして、クラウドに共有して、環境が悪くても見られるようにしておきました。勿論、何度も読みましたよ。

 

私の社会人復帰の仕事は「歯科」の英語に携わることから始まりました。現在も週に1度、一週間分の原稿を作成して、週に1度、その原稿で一週間分のYouTube動画を収録して発信しています。

 

気がつくと、直に関係ある、骨移植、骨切り手術、廃用性委縮、オッセオインテグレーション、麻酔、セファログラム、CT、腱、脳、血栓、菌血症、敗血症~

 

それから、関連のある、誤嚥性肺炎、脳梗塞、動脈硬化~

 

この辺りは常に使う単語になっています。

長く読んで下さっている方はご存知かもしれませんが、私が社会人として英語活動を始めたのは2014年7月です。家の事情で20代前半で家庭に入り、同居し、子育てをしていましたよ。知らない場所へ移って、いい年になってから、社会復帰したい同じ思いの女性の小さな励みになれたら素敵☆

 

長い文章になりましたが、ここまで読んで下さってありがとうございます。

 

Have a wonderful day.

Minako