私は元々、小説苦手でした。
細かい字、絵もなく、なかなか入っていけない。
3行読んであきるような性格でした。
母は私（中学）の誕生日に
白紙のノートをくれました、ハードカバーくらいの厚さの。
そこに詩をイラスト加えて書いていきました。
友だちや学校の先生にサインしてもらったり。
今も大切にとってあります。
読んだと言ったら
マンガばかり。あとアニメ、ドラマか…。
小説、仮に読めたと言えば
・魔女の宅急便全巻（角野栄子先生）
・昔のNHK朝ドラの「ファイト」全巻（橋部敦子先生）
・かがみの孤城 ハードカバー（辻村深月先生）
アニメは
・耳をすませば（スタジオジブリ）
・犬夜叉（日本テレビ）
・メジャー（NHK教育）
マンガは部屋にいっぱい（笑）
今考えれば、みんな映像化されたものばかりです。
だから考えていたことは
出版化じゃなくて、映像化させること。
物語のヒーローやヒロインの性格
好きな食べ物、名前。。。
そんなことを長湯で考えていました。
PCが使えなかったので
ノートにメモしているぐらいでした。
小説はよく分からなかったので
青山の「シナリオ（脚本）センター」という勉強所で
通信で勉強していたこともあります。
基礎科、本科までは勉強しましたが
研修科は難しい上、東京になかなか行けずにいました。
その後、辛い生活が始まりました。
脳の病気になってしまったのです。
もう全てを諦めました。
生きていくのに必死でした。
でも、考えることは好きでした。
少しよくなってきて勇気を出して公募にチャレンジ。
でも原稿用紙100枚なんて到底書けない。
書けたとしても、たぶん下手で落とされてしまう。
絵本ストーリー部門でもダメでした。
考えるのが面白かっただけで、勉強はしてこなかった。
人生1番辛い時に現れたのが
旧ジャニでもなく、名も知らなかったINI。
佐久市出身だという12歳年の離れた藤牧京介君。
好きになるのに理由なんていらなかった。
彼の生き方に惹かれた。
もう最後、そう決めて、この間原稿を出してきました。
今度は感性だけじゃなくて、もう勉強しました。
70枚までだったら、まだ出せそう！
小中学生向きだったから
今度は行間とか漢字の有無が分からない。
大手だから、かなり厳しいと思います。
「プロ・アマ問わず」っていうことはプロもいます。
正直プロはやめてほしかったです。
いろんな人に原案読んでもらって、助けてもらいました。
人生逃げてきた私が唯一がんばっていた期間。
具合は悪いし、涙は止まらない。
感じるのはライバルばかり。
自分よりうまい人なんていくらでもいる。
とてもうまい小説とは言えない。
ただ、伝えたいことがあったから。
登場人物を、その人物の生き方を知ってほしかったから。
今もそうです。
結果がどちらにしろ、これからもがんばっていきます！
主人公が好きなのはメロンクリームソーダ。
ヒロインが好きなのは、ココア。
世界にたった１つの幸せな物語になりました。