伊豆 ジオサイトをめぐる旅 第二部
 
(第一部 絶景富士山編は  こちら )
 
 
さて2日目の朝は
 
 
 
もちろん 露天風呂!!
 
ゆっくりと明るくなる朝焼けの海を見ながらのお風呂は
最高でした。
 
例によって夫は
ランニングしてからの お風呂です。

 

 

 
 
朝ごはんも豪華!
金目鯛の干物 れんこんごまあえ
具沢山茶碗蒸し かまぼこなど
 

 
 
お腹いっぱい。。。。と思ったら
 
お刺身も!
お腹いっぱいで宿を後にしました。
 
さて。
今回の目玉の一つである
南伊豆の石切場ツアー。
 
私有地の山のなかにある江戸時代の石切場に向かって
山の中をガイドさんの説明を聞きながら歩くという、
なかなかワイルドなツアーです。
 
もちろん、
参加人数はごくわずか。
 
山を歩いていると

 

 
ちょっとわからないけれど、コレ、
石を切り出した跡なのです。
 
さらに大きいのが
 

 

 
コレ!!!
大きさがわかりにくいけれど
奥の壁は2メートルくらい
つまり人より高い石の壁なのです。
 
巨大な堆積岩(火山の噴出物が固まって岩になったもの)の塊を
職人がノミを使って切り出し、
海路を通って江戸に運ばれ
建材などに使われたそうです。
 
これが、「伊豆石」。
昭和初期まで
伊豆は、石の産地だったのです。
 
さらに進むと。。。

 

 

 
 
インディージョーンズですか!!!!!!

 

ってくらいの

迫力の石の神殿。

 

じゃなくて、石切場の跡です。

 
 
 
ノミの後も鮮やかに残る、
巨大な石切場の後。
 
掘りやすい石を掘っていった結果、
掘りにくくて硬い石が残って
まるで神殿のような形にのこったのだそうです。
 
 
実はこのあたりの石は
堆積岩ゆえ、脆くて崩れやすい岩。
 
なので、石垣のような、強度が必要な建築には使えず、
柔らかさが求められる芯材に使われたのだそう。
 
同じ「伊豆石」でも、
江戸城の石垣に使われた
東伊豆の石とは、できた時代も成分も全く違う。
 
あらためて、伊豆というのは
地層学的に大変興味深い場所なのだと心打たれました。
 
実は、旅のちょっと前に
 
「家康 江戸を建てる」という本で
ちょうど、
「伊豆石で江戸城の石垣をつくる」という章があり
それで大興奮したのです。
 
 
 
 
その石は、この石切場から出たものではないのですが
そのことを思うと
もう
胸が高まって高まって!!!
 
歴史好き 地学好き
技術好き には
たまらないツアーでしたー!!
 
 
ツアーの最後に

 

 
伊豆石が使われている、近くの神社につれていってもらいました。
 
灯籠や石垣に、伊豆石が使われています。
 
まさに地産地消!!!
 
しかし、
「脆い」という性質ゆえ、
ところどころ、やはりボロボロとなっています。
 
土台は伊豆石だけど、上の灯籠は堅牢な御影石。
というものもありました。
 
小さな神社でしたが、
御神木のクスノキ。

 

 
推定樹齢 1000年。
 
スピ系のことは全くわからない私ですが
それでも、この木のそばにいるだけで
体に電流が走るような
そんな感覚があるのでした。
 
ジオサイトめぐりは
まだまだつづく。。。。。
 
今回参加したツアー
 
 
 
(こんな写真も撮れるらしい!
私じゃないけど!!)
 
 
まだまだ続く。。。。