PGAではスタンスの幅に明確な『約束事』が有るのは有資格者だと、必ず、絶対に知ってる事です。

 

これは口頭試験でも実技試験でも何度もチェックされ、注意を受けるところでもあります。

スタンスの幅には3つあり

・スタンス1

・スタンス2

・スタンス3

となっており、ドライバーだけスタンス3になります。

スタンス1とは両足の間に1足分の幅が有る事で、2足分3足分と広がって行くわけです。

 

私のレッスンではほぼ全員の方にこの話はするようにしていますが、実際にこの幅に入って見るとかなり狭く感じ『難しい』とい言われることも有ります。

 

ですがこのスタンス幅を『守れ』というわけでも無く(いや、守ろうw)

『スタンス幅を自分のコントロール下に置けるように』

して欲しい事が最大の目的になります。

 

 

なぜか。

が今日の話題。

 

↓は先日の合宿でも使用した資料です

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まず最初に基本スイングの軌道の考え方は赤色か青色に分かれます。

 

身体を回す事が最大の重要事項と考える方は赤色に動きをし易いのですが、マキュロイもドリルやダウンスイングイメージの動画を見たことが有る方が青色が成立し、考える事も出来ると思います。

 

話が交差しますがPGAでのアドレス形成の超基本として

「ボールの位置は左足かかとの内側延長線上』とあり、これもスタンス幅と同じくずっと考えさせられるワードになります。

 

このスタンスを作る際、両足を揃えた状態から右足だけを右に移動しスタンス幅を決め最後に左足のつま先を約15度開きます。

 

そうなるとスタンス幅が広くなるとボールは自分にとって左になる訳です。

 

この理屈の中でスイングを考える事が出来る方、いや、そもそもちゃんとアドレスをしっかり考えないとスタンス幅でボール位置は変わるという事です。

 

また交差します。

 

ボールが左にあってスタンスが広いという事は手の位置は中になりますね。

(いやハンドファーストにすれば対応できるが右肩下がる度合いは増える、が、ドライバーなら対応できるか?など派生する)

手が中に入るとフェース向きは『左に』なる理屈はPGAでの修正法で講義されます。要するに

❶左に飛びやすくなる、

❷軸を傾けられなければカット軌道になる(上記よりドライバーは除外とする)

となる系傾向に、いや、なるだろw

※本来ここでスイング中『右肩が下がって行くか、下がらないか』のレッスン分岐点になるのですが、この理屈が必要、いや、もっと根本の考え方がある。

 

対応として『ボールを中に入れる』しかなくなります。

 

ボールを中に入れるとボールに高さは出にくくなりどうするか?

 

上げようとする。

 

するとミスが出る。

 

※この後に本来(だから使うクラブってね・・・)と続きますが割愛。

 

逆に上記資料で青色のイメージを持ってるゴルファーは比較的ボール位置はどこでも対応できる傾向ですが、そのスイングタイプがどっちなのかは先日の合宿で分かった方はいらっしゃると思います。

 

でも大体のゴルファーは赤色の方が多いと思い、その理由は身長によるものだったりやはり「体を回せ」で教えられとそうなってきますね。

※4スタンス的な事もあるよ~

 

先日の私のショット。

 

・ショートホール
・190yくらいだったかな??
・5アイアン
右に抜けます。
 
 
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(※スタンス広いよね。。。だからそりゃーボール中になるさ。。。

球の高さは去年からの課題だけど、左に置くと被って見えちゃうもん。

これで左置くとアイアンだとバウンスが気になって来るし

『飛ばない』くなってくる。)

 

 

トミー様

5アイアン

いやーーー、こう見ると狭いですね。

 

この方、結構身体の回転で打っていくタイプで手は使わない感じですが、

回転が強いとヘッド軌道は赤色に寄って行くのでスタンス狭いと打てなくなってくると思います。

(ボールはしっかり左にあるねー)

 

アドレスで両肩に大きな高低差がない事もあり、ボールは左にないと高さが出ない

(上からぶっ叩いてスピンで持ち上げるのもあるがやり難いはずだしカットになる)。

 

 

逆にこんな選手も。

※ドライバーだからってことも有る

スタンス広い~。

・手は中

・右肩大きく下がる

絶対右向いてるクラブつかいますねw

あと硬いシャフトか。

でもそれだけだとヘッドスピードでないから思いっきり振るし、左かかと浮くくらい

右で捌く。

普通はこんなスイング『絶対打てない』ですが下半身(股関節)の柔軟性が高く

右に重心残さず振りぬける。

 

すんげーなwww

 

 

何が言いたいか?
 
皆さんスタンス幅どうですか?ボール位置は?
 
ちなみにこの理屈で『グリップ』の形成が大きく大きく変わります。
そのグリップは赤色か?青色か?変わってきます。
 
グリップから作るか、アドレスから作るか、打ちたい球筋から作るか、ミスの傾向から作るか、は生徒さん皆さんそれぞれです。
 
その関係性は以前出したコレ↓
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どのスイングタイプかで右サイドか左サイドに分かれます。
 
スタンスが狭いと上手く打てない方はとても多いと思います。
もちろん広い方が良い方もいますし、そんな方はどんな方か。
 
身体が上手く使えない方だったりします。
 
スタンス狭いと感覚的に動いちゃいますよね、だから反応して動かない様にするんです(そうやって練習すると大体なってきます)。
 
バランス良くスイングして欲しい時にはこんな修正もありです。
 

スタンス広いと下半身が安定しますね、だから上体を大きく(色々と、上手く)使える。

という事もあります。

 

組み合わせや考えられる事、その方のイメージの持ち方で色々と違くなっていくのは難しい所ですね。。

 

そんなところで皆さんのスタンス幅はどうですか?

 

不調の方はチェックしてみたりするのも良いですね。

 

私が練習場言ってよく見るのは。。。

 

スタンス広く身体をめい一杯回してスイングする方wwww

 

です。

 

今回は今年8月に行った合宿内容から(各自オリジナルスタンスマットを作成)と、11月の合宿での(スイングタイプの検証)内容の中から『スタンス』の話題でした。

 

少しマニアックな考察ですが皆さんの参考にしてみてください!