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『なぜ捕獲できなかったか』の続きです


足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと

理由その2に含まれるセンターの対応、市役所の回答から、

今回の事例をもとに、なぜメスの野良犬を捕獲できなかったかを

考えてみました。

確認できてる現在いるメス



まず、センター職員さんの仕事ですが、


センターの職員さんは、飼育放棄犬や、


住民からの依頼があった居着いている野犬や迷子犬を、


センターに連れて行きます。


また、


適正な飼い方でない飼い主さんに、指導したり、


注意する事もします。


が、そこに強制力はありません。

(市役所も同じで、注意止まり。)




そして、目の見える範囲、住民から聞いた範囲でしか、動けません。


現在居ない犬に対しては、当然探せません。


過去の目撃情報だけでは、捕獲するまでに


時間と人手が必要だからです。


これは、市役所も同じで、依頼があってから動き出すからです。


市やセンター、警察が調査するならそれなりの時間と予算が要ります。


犬を相手にそんな予算は取れません。


住民からの苦情や、依頼があったから、


(仕方なく?)現地訪問をしますが、


時間で動いているので、時間内に


捕獲ができなくても業務終了となり、


最終目的の メスの捕獲、そして不妊手術まで


こぎつけられない。


しかも、市役所は日程を組んでから取り掛かるので、


何日も先になります。




つまり、


野良犬、野犬を捕獲するには、


捕獲当日に、目で見える範囲の所に犬がいる事、


その情報を住民がセンターに伝えられる事、


捕獲機を置ける場所がある事、


が、必要なのです。


今回3回ほど捕獲を計画しましたが、


どれか一つが欠けていました。





反対に、犬の立場から見ると


隠れるには都合の良い場所がいくらでもあります。


納屋や竹やぶ、雑木林。


外飼いの家には、エサと水が山盛り入れてあって、


外から来た犬も食べ放題。


不妊去勢していない外飼いの犬と交尾し、


どこかで出産していきます。



昨年末にいたメス 現在確認できず。




野良犬、野犬の捕獲をするには、


地域住民の情報が大事になります。


そして、


総意なしでは、成功しません。



続きます。