先日、とあるショッピングモールでのこと。

文具コーナーの商品が欲しくなった次女⑸。

 

買って。と訴えてきたけれど、今日は買わないことを理由と共に伝え、

一旦は納得した次女。

 

別の売り場で買い物が終わり、またそのコーナーに差し掛かった時、勝手に売り場から先ほどの商品を持ってきて

 

『買う〜〜う〜〜!!』とエスカレーター前でゴネ始めました。

 

 

我が家では、

 

①買う予定にないもの

②必要じゃないもの

③家に同じようなものがあるもの

 

 

は買わないと決めていて、子どもたちが欲しがった時には毎回同じ説明をしています。

それは子供たちも認識している。

 

ちなみに次女が欲しいのは服や髪型を着せ替えて遊べる可愛い女の子のシール。

 

確か、以前100均で買った、似たようなものが家にあったはず。

 

それを伝えるも、子供にとっては全く同じでないなら別物です。(とは思う)

それに100均の3倍ぐらいする値段のシールは厚みも数も、キラキラ度合いも違う。

これは5歳児の目にも明らかだろう。(うん、それはわかる。わかるよ。)

 

だが、私は一度は下した「買わない」という決定をここで覆すわけにはいかないのです!

 

 

次女⑸はなかなか頑固者というか、はっきりとした強い意志を持っている子で、

普段は長所として頼もしく思っているのだけれど、こういう場面で発揮されるとなると、てんで困ってしまう。

 

 

フロア中に響き渡る渾身の大声で

 

『かう======!!!!!!』

『いや======!!!』

『だめ=======!!!!!』と

 

人目もはばからず泣きわめき、その場にへたり込んでテコでも動かない体制。

何を言っても私の言葉は彼女には届きません。

通りゆく買い物客の注目を集めているのは言わずもがな。

 

※イメージ画像です。笑

 

 

私は葛藤しましたよ。

 

ここで、

 

「…わかった…じゃあ、今日だけだよ…。」

 

と言って買ってあげたらどれだけ楽になれることか。(私が)

 

こんな状態になった彼女には、”子どもの気持ちに共感する”という手法なんぞ、

 

焼け石に水。

 

「あー、昔ネゴシエーターっていう映画があったなー」なんて遠くでぼんやり考えながら

その場でボロボロ泣きながらゴネ続ける彼女を前に困る私。

側で次女が放り投げた荷物を拾い集め、立ち尽くしている長女⑹。

 

もうね、私にはこの状況を乗り越える知識も経験もアイディアもありませんでしたよ。

 

 

…ハイ。

 

 

最後は大声で大暴れする、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった次女を捕獲し、エスカレーターを上り、屋上駐車場にむかうという強行手段を取りました。

 

で、駐車場に着いたら着いたで全力で体を突っ張ってなかなか車に乗ろうとせず、

地面に座り込む。

 

(雨上がりなのに…!)

 

今にも私の手を振り解いて売り場に走って戻りそうな次女。

しかしここは駐車場。飛び出させるわけにはいきません。

売り場にいた時よりももっと全力で対峙し、

人さらいのように車に連れ込みました。

 

車に乗ったら、自分でドアを開けて出て行かないようにソッコーチャイルドロック。

シートベルトなんてとてもできないくらいに暴れていたのでそのまま発進。

泣きすぎて「吐きそう!!!」との言葉にはちょっと心配し、

「(おしっこが)モレそう!!!」との言葉には「え、まじそれは勘弁!」と思いましたが、

 

モールの広い駐車場を出る頃にはやっと観念した様子で座席に座ってくれたので、

シートベルトをすることができ、なんとか帰宅することができました。

 

 

ふぅ・・・・。

 

伝わります?

私の格闘した感じ。笑

(説明長くてスミマセン💦)

 

 

このやり方が良かったかどうかはわかりません。疑問は残ります。

もっと違うやり方もあったのではとも思います。

そもそもその売り場を通らなければ良かったじゃないか、とも思います。

(だけど、モールの中の習い事に通っているので、そこはこれからも毎週通る場所なのです。

売り場のレイアウトが変更になって、今まで奥にあってこれまで避けていた文具コーナーがエスカレーター脇に来ていたのです。涙)

 

 

だけど、私には一つ大きな発見がありました。

 

 

それは自分の感情の変化です。

 

彼女が今までに見たこともないほどのゴネ方をして、

今までの私なら絶対イライラして、鬼の形相だったと思います。

周りに人がいなければ強く怒鳴っていたかもしれません。

 

だけど、その日、私はとーーーっても、めちゃめちゃ困りはしましたが、

なぜかイライラはしなかったんです。

 

その上で、

 

「買わない」という決断を曲げない強い覚悟

 

を持って、次女の気持ちを推し量ることができたのです。

 

共感の言葉は彼女には届かなかったかもしれないけど、

心の中では共感していた。

5歳の子が可愛いシールを欲しがるのは自然なことですよね。

たまたまその日はどういうわけか彼女は自分の欲望を制することができなかっただけで。

 

これからの彼女の人生、きっと何度も物欲が彼女を襲うでしょう。

でも、成長するにつれてそれは自分で処していくべき感情なのです。

そして、今はその練習期間。

できなくて当たり前。

 

欲しがる彼女を叱ることなく、諭し続けた私を私は本当に褒めたいと思いました。

 

ていうか、誰か褒めてください。

お願いします。笑

 

 

長文なのに最後まで読んでいただいてありがとうございますおねがい

 

寝顔は天使…じゃなくて、天使の寝顔💕

 

<追記>
その後、同じ場所を通ってもそのシールを気にするそぶりは見せるものの、前みたいにごねることはなくなりました。

今度、習い事で進級した時にでも買ってあげようと思いましたニコニコ

 

 

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