The Beatles(洋楽)1962~1966 (2023 Edition) 赤盤スペシャル | ビート・マンのブログ

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THE BEATLES

最新技術で現代風ステレオに変貌

 

 

1973年、海賊版対策のベスト盤が50年の歳月で生まれ変わる

 
Paul McCartney  :1942年 6月18日生

John Lennon      :1940年10月9日生まれ

George Harrison :1943年2月25日生まれ

Ringo Starr        :1940年7月7日生まれ

 
お薦めする作品・時代を感じてください!
 
本作「1962~1966」は1973年に発売されたビートルズの公式ベスト・アルバムで、このアルバムからビートルズを聞き出した人も少なくない。俗に「赤盤」と呼ばれ前期ベストとして知られている。
 
初期のビートルズのLPが疑似ステレオなのは有名で、不自然に左右のスピーカーから音楽が流れてくる(この不自然さがあっても躍動感ある音を出したのだから、いかに凄いかが理解できる)。
 
本作は50年前の音源を最新技術を用いて各パーツの音を分離。現代風に音を定位し直したステレオになっている。これにより一気にパワーアップした若いビートルズの演奏が楽しめるから驚いた。
 
また曲数も12曲追加して全38曲。これによりビートルズ・サウンドが急速に変貌したことが理解できる。
 

 

Disc1
01:Love Me Do (1 EP)
02:Please Please Me (1 EP)
03:I Saw Her Standing There (1 EP)
04:Twist And Shout (1 EP)
05:From Me To You (EP)
06:She Loves You (EP)
07:I Want To Hold Your Hand (EP)
08:This Boy (EP)
09:All My Loveing (2 EP)
10:Roll Over Beethoven (2 EP)
11:You Really Got A Hold On Me (2)
12:Can't By Me Love (3 EP)
13:You Cant Do That (3 EP)
14:A Hard Day's Night (3 EP)
15:And I Love Her (3 EP)
16:Eight Days A Week (4 EP)
17:I Feel Fine (EP)
18:Tickt To Ride (5 EP)
19:Yesterday (5 EP)
 
Disc2
01:HELP (5 EP)
02:You've Got To Hide Your Love Away (5)
03:We Can't Work It Out (EP)
04:Day Tripper (EP)
05:Drive My Car (6)
06:Norwegian Wood (6)
07:Nowhere Man (6 EP)
08:Michelle (6)
09:In My Life (6)
10:If I Needed Someone (6)
11:Girl (6)
12:Paperback Writer (EP)
13:Eleanor Rigby (7 EP)
14:Yellow Submarine (7 EP)
15:Taxman (7)
16:Got To Get You Into My Life (7 EP)
17:I'm Only Sleepng (7)
18:Here,There And Everywhere (7)
19:Tomorrow Never Knows (7)
 
 
赤文字は新たに追加された曲。
カッコ()内の数字は英国盤の通算アルバム枚数を表記。EPは英国・米国・日本シングル(B面を含む)表記(赤文字EPは日本のみ)。
 
本作は7作目のリボルバー以外は全て2023年リミックス音源となっており、過去に発表された音源でないため「完全な新作」と呼んでも良い(リボルバーは2022年リミックス)。
 
見ていただいて分かるように、デビュー後に米国でブレイクした後は英国で発売されていないEP盤が発売されたため、特にDisc1は18曲がEP発売されている。これは1973年に赤盤・青盤が発売されたとき、海賊版が爆発的に米国で売れたため、公式ベスト盤として発売された経緯があるからです。
 
1作目から4曲(今回追加2曲)
2作目から3曲(今回追加2曲)
3作目から4曲(今回追加1曲)
4作目から1曲(今回追加なし)
5作目から4曲(今回追加なし)
6作目から7曲(今回追加1曲)
7作目から7曲(今回追加5曲)
 EPのみ8曲(今回追加1曲)
 
全38曲(今回追加12曲)
 
 
個人的には4作目にも良い曲「No Reply」「I'm A Lose」等のオリジナル曲が存在するので追加して欲しかった。
 

本作を聞くと1、2作目のR&Bをベースにした若さと躍動感あるデビュー直後。世界に旋風を巻き起こしたEP群。洗練されてきた4、5作目。脱アイドルの転機になった6作目。音楽革命を起こした7作目。

 

たった3年程で変わっていく音楽性に脱帽するしかないが、この流れを赤盤で確認できる内容に明確になったことが素晴らしい。