壮大な冒険ファンタジー
人間・エルフ軍VSサルマンのウルク=ハイ軍
原作:J・R・Rトールキン
監督:ピーター・ジャクソン
主演:イライジャ・ウッド(フロド=ホビット)
出演:イアン・マッケラン(ガンダルフ=魔法使い)
:クリストファー・リー(サルマン=裏切りの魔法使い)
:ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン=人間・王家)
:オーランド・ブルーム(レゴラス=エルフ)
:ジョン・リス=デイヴィス(ギムリ=ドワーフ)
:デビッド・ウエナム(ファラミア=ボロミアの弟)
闇の冥王サウロンを支持するサルマン軍との決戦
本作「ロード・オブ・ザ・リング~二つの塔(2002年)」は指輪物語を基に制作された3部作の2作目。
前作でフロドとサムはガンダルフ達と別れてモルドールに向かうことになった。また9人いたパーティはボロミアがホビットを守るためにオークに殺害され、ガンダルフは悪鬼バルログとの戦いで奈落に落ちた(しかし本作冒頭でバルログとの奈落での死闘を描き、復活を予感さる)。
サブタイトルの二つの塔とはサウロンが復活を目指し拠点とするモルドールの塔、サルマンがサウロンを支持しウルク=ハイ(オークと人間を融合させた怪物)を魔法で量産しているアイゼンガルドの塔を指す。
この二つの塔が闇の力の象徴。人間・エルフ・ドワーフ等の連合軍は二つの塔を攻略する以外は勝ち目がないことになる。
フロドとサムはモンドールに向かうも同じ場所を行き来し道に迷う。そこに以前はサウロンの指輪を所有していたゴラムと出会い、指輪を狙っていると知りながらもモンドールへの道案内として行動を共にする。
裏切りの魔法使いサルマンは人間殲滅のため、ローハン国にウルク=ハイの軍勢を差し向けることにした。
ローハン国は既に衰退しており兵士の数は僅か、しかし決戦を聞きつけたエルフ軍が助太刀に現れ、連合軍として本シリーズ最大の決戦を迎えようとしていた。
本作は2つのストーリーから成り立つ。1つはフロドの冒険でゴラムとの奇妙な行動が描かれる。もう1つは怪物を量産し人間滅亡を目的にしたサルマンとの戦い。主軸は戦いに置かれており、その迫力は圧巻である。
戦いの流れは文章では表現しきれませんので、是非とも鑑賞して確認して下さい。また既に鑑賞したことがある人も、あらためて観ることで新たな感動が生まれると思いますのでお勧めいたします。
個人的には非常に好きな3部作です。
冒険ファンタジーが好きで、まだ観ていない人にはお勧めいたします。
映画 ロードオブザリング 2002年公開(お薦め度★★★★★)