脳を料理する怪事件だが
ホラーサスペンスだがインパクトが・・・
原作:飯田譲治
監督:飯田譲治
主演:江口洋介(早瀬マナブ)
出演:原田芳雄(飛鷹健一郎)
:市川実和子(大庭朝子)
:松雪泰子(笹本美奈)
大規模メディアミックスも残念ながら成功せず
本作「アナザヘブン」は猟奇殺人を題材にしたホラーサスペンス作品。しかし犯人を「何か」と話す等、その正体を明かすことなく(迫ることなく)終わってしまうため、消化不足で終了してしまう点が興行成績が振るわなかった要因だと思います。
本作は殺人事件の現場から始まる。そこで死亡していた被害者の脳が鍋で料理されており、猟奇殺人として捜査が始まった。
同様な事件が続いたが、犯人を特定または候補すら上げることが出来ずに捜査は難航した。
早瀬刑事は得体のしれない「力」が影響していると考えるが、先輩刑事の飛鷹は否定。そんなことを考えたら刑事は終わりと早瀬に告げる。
それでも止まらない連続猟奇殺人。捜査本部は当初の見解で犯人は巨漢の男性を予想。しかし普通の女性のではと意見が出るなど一向に進まぬ状況となった。
最後に「何か」の正体が明かされるが唐突でインパクトが無く、ホラーとしての恐怖が観客に与えられていないのが残念。
本作を観る観ないはお任せしますが、久しぶりに鑑賞して残念だったと思っています。
個人的には市川実和子の可愛らしさしか記憶にありません。
映画 アナザヘブン 2000年公開(お薦め度★★☆☆☆)