映画(洋314) 死霊のはらわた 1981年作品 / サム・ミライ作品 | ビート・マンのブログ

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スプラッター・コメディ

流血シーン満載だが何故か笑ってしまう
 
 
脚本:サム・ミライ
監督:サム・ミライ
主演:ブルース・キャンベル(アッシュ)
出演:ベッツィ・ベイカー(リンダ=アッシュの恋人)
  :エレン・サンドワイズ(シェリル=アッシュの姉)
  :ハル・デルリッチ(スコット)
  :サラ・ヨーク(シェリー=スコットの恋人)
初監督で240万ドルの興行成績。サムミライ長編デビュー
 
 
 
本作「死霊のはらわた(1981年)」は2002年にスパイダーマンでメガヒットを打ち出した、サム・ミライ監督の長編デビュー作になる。
 
スプラッター・オカルトホラー作品として公開されたが、低予算の為に登場人物は5名のみ。作品に特に新しい要素はないが、何故か笑えてしまうホラー映画として記憶に残る(宣伝用のイラストが一番怖いかも)。
 
物語は若者5人が車で山奥の山荘へ向かう(13金などでもお馴染みのパターン)。その小屋の地下室で森に居ついている悪霊を研究した人の資料を発見。「死者の書」の現物が無造作に置いてあり、悪霊を目覚めさせる呪文を録音したテープを再生してします。
 
この後は目覚めた悪霊が若者に悪戯を始め、そして順番に憑依する過程を描いた作品である(悪霊は複数存在)。
 
悪霊は人間が負傷した個所から憑依するらしく、そのため怪我をさせる行為から始め、5人の若者が順番に化け物に変化していく。
 

悪霊に憑依された人間を解放するには、その人間をバラバラにする以外は無く、斧やチェーンソウで対抗する過程がスプラッター・ムービーに該当する。

 

しかし本作はそれ程怖くない。何故なら悪霊に憑依された者の動きが若干コミカルで、本作が意外と人気が高いのはこの点に尽きるからである。

 

本作はシリーズ化された作品と言えるが、実は全て独立した内容で関連は低い。そのため本作を観なければ他が理解できないことは無い。

 

一風変わったサム・ミライ監督の出世作品。まさか21年後に「スパイダーマン」を監督するとは思いませんでした。

 

怖いのが苦手な人でも鑑賞できると思いますので、チャレンジしてみては如何でしょうか。

 

 

 
 
映画 死霊のはらわた 1981年公開(お薦め度★★☆☆☆