映画(邦287) 劇場版「ケイゾク」 2000年作品/TV版の結末は・・・ | ビート・マンのブログ

ビート・マンのブログ

気まぐれで書き込みます。
知らなくても問題ないが、知っていても損しない。

「SPEC」への布石

麻倉は黄泉の国から現世に生き続ける男!
 
脚本:西荻弓絵
監督:堤幸彦
主演:中谷美紀(柴田純)
   :渡部篤郎(真山徹)
   :大内奈々子(磯山章子)
   :小雪(霧島七海)
監督と脚本は「SPEC」と同じ人物で制作されている。
 
本作「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」は2000年に公開された、TBS・ドラマの完結版として公開された(TV版「ケイゾク」はこちら)。
 
TV版の終盤は「宿敵・浅倉」との抗争が主になっていた。劇場版の主題となる事件は浅倉と一切関係ないが、間接的に浅倉が登場し、終盤は浅倉と柴田・真山の最後の戦いに進んで行く。
 
本作が後に「SPEC」へ続くことは有名な話だが、ドラマ版では整形により顔を変えていたとされる浅倉。しかし本作では黄泉の国に住み、現世に生きる男として表現されている。本作序盤で壺板(泉谷しげる)が浅倉と共に自爆死するが、浅倉は壺板のバラバラ遺体を処分して姿を消す演出が存在する。本作終盤に現れた浅倉は班目の姿を借りて登場。「SPEC」につながる特殊能力を表現し、本作で真山との対決で敗れたように見えるが、実際の所は不明なまま終えている。
 
本編の主題となる孤島での事件は、ラストの黄泉の国への布石でしかない。そのため特に記載をしないが、本作を理解するためには「TV版・ケイゾク」をあらためて鑑賞することをお薦め致します。
 
 
映画 ケイゾク 2000年公開(お薦め度★★★☆☆