映画 マーベル・コミック(アメコミ) X-MANシリーズ(洋020~022) | ビート・マンのブログ

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アメコミ実写版は面白い

X-MAN(3部作)単純だが観ていられる
 
原作:スタン・リー
監督:ブライアン・シンガー/ブレット・ラトナー
主演:ヒュー・ジャックマン(ウルヴァリン)
出演:チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX
   :ファムケ・ヤンセン(ジーン・グレイ
   :ハル・ベリー(ストーム
   :イアン・マッケラン(マグニート)
原作第1巻は世界で最も売れた1冊。ヒュー・ジャックマンの出世作
 
ラッセル・クロウ(代表作:LA.コンフィデンシャル、他)の代役で抜擢されたのがヒュー・ジャックマン。舞台では名が知られていたが、映画は本作がブレイクのきっかけと言える。またX-MAN第1作の世界的ヒットがマーベル・コミックの映画化に拍車をかけたとも言われている。
 
突然進化の人間=ミュータントの存在が認知された近未来の話。ミュータントは人類に害を及ぼすと主張する議員などに、差別的迫害を受けていた。静かに生活するミュータント側と、人類をミュータントの世界に変えようとする側の二つに分かれており、物語はこの2つの対立を描いている。
 
本作はマグニートが実力行使でミュータントの世界を作ろうとし、それを旧友のプロフェッサーXが阻止する。日本のアニメ実写版と異なりメッセージ性は弱く(強いて言えば人種差別)、エンターテイメント的要素が強いので理屈抜きで楽しめる。
 
【1作目】マグニート VS プロフェッサーXの構図。そこに主人公であるウルヴァリン(ヒュージャックマン)が巻き込まれる。初めは関係を拒絶していたが、プロフェッサーX側(人類との共存側)に属する。第1ラウンドはプロフェッサーX側の勝利で終わり、マグニートは政府のプラスチックで出来た牢獄に監禁される。
 
【2作目】プロフェッサーX側 VS ミュータントを嫌う科学者(ストライカー)の構図。ウルヴァリンは記憶を喪失している時期があり、何故アダマンチウム合金の爪が自身にあるのかを知らない。その記憶を取り戻すためアルカリ湖ダムへ行くが思い出せない。
 
ミュータント根絶を誓うストライカーは、プロフェッサーXの持つ「セレブロ」の機能を利用する計画を考える。そしてプロフェッサーXを操り、「セレブロ」の機能でミュータント根絶計画を開始したが、X-MANが現れ戦いとなる。
 
そこに政府の牢獄から脱出したマグニートが邪魔に入り、ミュータント根絶から人類根絶にプロフェッサーXを誘導する。人類絶滅寸前のところでX-MANはプロフェッサーXを救出し事態は収束する。しかし脱出の際に戦闘機が故障、ダム崩壊で押し寄せる水流に流されそうになる。その危機をフェニックスが救うが、引き換えに行方不明となる。
 
ウルヴァリンの改造を行ったのは今回の敵ストライカー。最終的にその記憶を取り戻す。
 
【3作目】マグニート VS X-MANの構図。ミュータントの力を消し去るワクチン(キュア)が政府に渡った。時代は既にミュータントと普通人類が共存しており、キュアの反響は2つに分かれた。そして行方不明になっていたフェニックスが見つかりプロフェッサーXは迎えに行くが、フェニックスの別人格がプロフェッサーXを消滅させ、マグニート側に付いてしまう。
 
マグニートは人類絶滅へ行動を開始したが、そこえX-MANが現れ最後の戦いが始まる。壮絶な戦いの中でX-MANはキュアをマグニートへ注射し彼の力を消滅させる。X-MANは勝利したがこの戦いで複数の仲間も失った。
 
単純明快なストーリーが3部作の良いところ。ウルヴァリンとフェニックスのエピソードは個人的には不要だが、少しはスパイスがあった方が良いかもしれない。何も考えずにアクションものを観たい人にはお勧めの作品です。
 
映画 X-MAN 2000年、03年、06年公開(お薦め度★★★☆☆