- 前ページ
- 次ページ
選手個人には全く気の毒な話だが、ロシア国民に「ロシアって、なんか世界から嫌われてない?」という感情を起こさせることが、今回のプーチンの蛮行に対して、ボディーブローのように効いてくるのではないかと期待したい。
ロシア軍により、ボロボロにされているウクライナの街、そして被害を受けているウクライナ人の人々。
報道などを見ていると、早期の停戦を望むのはやまやまですが、ロシアの無茶な交渉条件をウクライナがのめるはずもなく、そしてプーチンは多分命懸けだと思う。
何らかの理由によるプーチン政権の崩壊でしか停戦は無理じゃないかと思う。
冷戦時代はアメリカを中心とするNATO vs ソ連を中心とするワルシャワ条約機構だった。
しかし今回は、より拡大し、今後も加盟を希望する国々があるNATO、そしてEUにバックアップされているウクライナ vs ロシア。
後方支援しかできないとはいえ、ロシアは現実問題として圧倒的に不利ではないだろうか?
しかしまあ、国連において、拒否権という絶大な権力を行使できる常任理事国のひとつであるロシアが、こんなひどい蛮行を行っている現状を見て、国連というものを本気で大事にする気持ちが世界諸国にあるなら、その形を今一度、見直す時期ではないでしょうか?
2月26日の投稿の、改訂版です。あの時点で考えていた以上に、プーチン軍の攻撃がひどいものになってきましたので。
ウラジーミル・プーチンの暴挙を絶対許してはいけない。
①世界中のメディアが、「ロシア軍」という呼称をやめ、「プーチン軍」に統一する。母国を嫌われ者国家にし、経済的困窮を招き、欧米や日本などから来た文化を自由に楽しめていた生活を奪った者として、ロシア国民のストレスはどんどん高まっています。
②経済制裁の効果をあきらめない。ロシア経済は原油や天然ガスなどの鉱物資源の輸出が6割以上と、偏った構造になっています。今は原油価格が高騰していますが、ピークが近づけば相場師たちも方向転換をし下がり出すでしょう。ロシア以外の産出国たちも競争になりますので、産出技術他も向上するかも知れません。
その上、現在の世界の流れは脱炭素の方向へ舵を切ろうとしていますので、ロシアからの鉱物資源の輸入に見切りをつけることで、再生可能エネルギーに関する研究や技術革新の後押しとなり、人類にとっても好都合です。
③ロシア兵は、仲間意識のあるウクライナを攻撃破壊することに抵抗感があり、士気も上がりにくいと聞きます。そこでプーチンは、義勇兵と情けない嘘をつき、シリアなどから傭兵を雇い、戦場の前線で戦闘させているようです。ロシア兵の死者も減り、国民の反発も下がるだろうという卑怯なアイデアです。
これが、聡明かつ純粋で一途であった、ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチンという男の、最期の美学なのでしょうか?
プーチン大統領と最後に会った首脳たちが、「今まで会った彼とは別人のような印象を受けた」 と、口々に言っているのが気になる。
その時すでにプーチン大統領は、もはや政治家ではなく、『ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチンの生涯』という劇中の主演男優となっていたのかも知れない。巻き込まれて命を落とす、ウクライナの人々やロシア兵には大迷惑な話だが。
けっして裕福ではない家庭からここまでのぼりつめたウラジーミル。聡明かつ純粋で一途。彼に、このウクライナ侵攻が失敗に終わることがわからないはずはないと思う。ではなぜ?
劇も終盤に近づき、「死」という最終章の幕が上がったということなのか。