プーチン大統領と最後に会った首脳たちが、「今まで会った彼とは別人のような印象を受けた」 と、口々に言っているのが気になる。

 

 

         

 

 

その時すでにプーチン大統領は、もはや政治家ではなく、『ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチンの生涯』という劇中の主演男優となっていたのかも知れない。巻き込まれて命を落とす、ウクライナの人々やロシア兵には大迷惑な話だが。

 

けっして裕福ではない家庭からここまでのぼりつめたウラジーミル。聡明かつ純粋で一途。彼に、このウクライナ侵攻が失敗に終わることがわからないはずはないと思う。ではなぜ?

 

 

         

 

 

劇も終盤に近づき、「死」という最終章の幕が上がったということなのか。