"Sexy Sadie" | タコさんの庭

タコさんの庭

ザ・ビートルズの歌詞和訳に挑戦

"Sexy Sadie"

Writers : credited Lennon-McCartney (by John Lennon )

Artist :  The Beatles

Recorded : 1968/7/19,24, 8/13  EMI Studios

Released : 1968/11/22

      「The Beatles」C面5曲目        

Released : 1968/11/22 「The Beatles」B面3曲目

1996/10/26「The Beatles Anthology 3」(Take 6)

2018/09/11「The Beatles 」Special Edition 

                             (2018 Mix)(Esher Demo) (Take 3)

 

 

 

 <歌詞和訳>"Sexy Sadie" 邦題 "セクシー・セディー"

[Verse 1]

Sexy Sadie, what have you done?
You made a fool of ev'ryone
You made a fool of ev'ryone
Sexy Sadie, oh what have you done?

    セクシー・セィディ あなたは何をしたの?

    あなたは みんなをばかにした

    あなたは みんなをばかにした

    セクシー・セィディ あぁ あなたは何をしたの?

 

[Verse 2]

Sexy Sadie, you broke the rules
You laid it down for all to see
You laid it down for all to see
Sexy Sadie, oh you broke the rules

    セクシー・セィディ あなたはその規則を破った

    あなたが 見る物すべてに その規則を押し付けたのに

    あなたが 見る物すべてに その規則を押し付けたのに

    セクシー・セィディ あぁ あなたはその規則を破った

 

[Bridge 1]

One sunny day, the world was waiting for a lover
She came along to turn on ev'ryone
Sexy Sadie, the greatest of them all

    ある晴れた日 その世界は想い人のために用意されていた

    彼女がやって来て みんなを刺激した

    セクシー・セィディ その中で最も偉大な人

 

[Verse 3]

Sexy Sadie how did you know?
The world was waiting just for you
The world was waiting just for you
Sexy Sadie oh how did you know?

    セクシー・セィディ どうやって知り合ったの?

    その世界は ただあなたのためにだけに用意されていた

    その世界は ただあなたのためにだけに用意されていた

    セクシー・セィディ どうやって知り合ったの?

 

[Verse 4]

Sexy Sadie you'll get yours yet
However big you think you are
However big you think you are
Sexy Sadie, oh, you'll get yours yet

    セクシー・セィディ あなたはいつか自分のものにするつもりだ

    どんなに偉くても あなたが思っているのは自分のこと

    どんなに偉くても あなたが思っているのは自分のこと

    セクシー・セィディ あなたはいつか自分のものにするつもりだ

 

[Bridge 2]

We gave her ev'rything we owned just to sit at her table
Just a smile would lighten ev'rything
Sexy Sadie, she's the latest and the greatest of them all

    僕らは 彼女のテーブルに座るためだけに 自分の持っているすべてを彼女に捧げた

    その微笑みだけで すべてを明るくすることができた

    セクシー・セィディ 彼女は一番最後にやって来た人 そしてその中で最も偉大な人

    

[Outro]

You made a fool of ev'ryone
Sexy Sadie
However big you think you are
Sexy Sadie

    あなたは みんなをばかにした

    セクシー・セィディ

    どんなに偉くても あなたが思っているのは自分のこと

    セクシー・セィディ

 

 

????

1968年2月中旬

ビートルズはマハリシから超越瞑想を学ぶため、インドのリシケシュにいました。

 

リンゴは食べ物が合わず、妻モーリンはハエが嫌いで、二人とも離れている子どもたちのことが心配だったので、3月1日にそのアシュラム(ヨガの道場)からイギリスに戻りました。

 

3月26日、ポールもアシュラムでの体験に十分に満足し、恋人ジェーン・アッシャーとイギリスに戻りました。

 

ジョンと妻シンシア、ジョージと妻パティの4人は、コース終了までアシュラムにいるつもりでしたが、状況が変わりました。

 

超越瞑想の指導者であるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが、女性を誘惑したという噂が流れ、

ジョンとジョージを含むみんなは一晩話し合い、アシュラムを去ることを決めます。

そのことをマハリシに伝えに行ったとき、「何が気に入らないんだ?」と尋ねるマハリシに、

ジョンは理由も告げずに挑戦的な言葉を言ってしまいます。

あなたがそれほど宇宙意識に目覚めているのなら、僕らの去る理由も分るでしょう

 

そしてジョンは、デリーまで送ってもらうタクシーの到着を待つ間に

アシュラムの食堂で "Sexy Sadie" を作ったそうです。

"Maharishi, what have you done, you've made a fool of everyone.”

 

ジョンは作ったばかりの曲を歌っていました。

それを聞いたジョージは、「ダメだよ、そんなの。とんでもないよ」と言って

「セクシー・セィディ」というタイトルをジョンに伝えたそうです。

 

ジョンは、ジョージの言うことを聞き、

歌詞に「Maharishi」を入れるのをやめて、その部分を「Sexy Sadie」に変えました。

 

ジョージは、デリーから南インドに行き、さらに数週間を過ごしたそうです。

ジョンとシンシアは。4月12日イギリスに戻ってきました。

 

 

歌詞について疑問があります。

「セクシー・セィディ」が「マハリシ」だとして、

どうしてジョンは…

[Verse] では「you」を使い、

[Bridge]では「she」を使ったのでしょうか。

「you」=「she」=「マハリシ」なのでしょうか?

 

[Verse 1]

Sexy Sadie, what have you done?
You made a fool of ev'ryone
You made a fool of ev'ryone
Sexy Sadie, oh what have you done?

    セクシー・セィディ あなたは何をしたの?

    あなたは みんなをばかにした

    あなたは みんなをばかにした

    セクシー・セィディ あぁ あなたは何をしたの?

 

[Verse 2]

Sexy Sadie, you broke the rules
You laid it down for all to see
You laid it down for all to see
Sexy Sadie, oh you broke the rules

    セクシー・セィディ あなたはその規則を破った

    あなたが 見る物すべてに その規則を押し付けたのに

    あなたが 見る物すべてに その規則を押し付けたのに

    セクシー・セィディ あぁ あなたはその規則を破った

 

アシュラムでは、ドラッグはもちろんアルコール・たばこ・卵・肉は禁止でした。

you」がでてくる[Verse 1]と[Verse 2]は、

ジョンがアシュラムを去る日に、マハリシへの怒りが収まらずに、

「マハリシ」に対して書いた詞だと思いました??

 

 

[Bridge 1]

One sunny day, the world was waiting for a lover
She came along to turn on ev'ryone
Sexy Sadie, the greatest of them all

    ある晴れた日 その世界は想い人のために用意されていた

    彼女がやって来て みんなを刺激した

    セクシー・セィディ その中で最も偉大な人

 

[Bridge 1]は、「she」が出てきます。

「you」=「she」ではないと思いました??

[Bridge 1]は、もう一人の別の「Sexy Sadie」のことを歌っていると妄想しました。

ある晴れた日、ジョン達より遅れてアシュラムに参加した本当にセクシーな「セクシー・セィディ」が、もう一人いたのではないかと??

sexy  性的魅力のある、セクシーな、性的な、挑発的な

「along」の意味は以下です。

along : …に沿って、…伝いに、を(通って)、に従って、の途中で、の間に

along : 前方へ、一緒に、順調で

 

「ある晴れ日、アシュラムでみんなが集まっているときに、彼女がマハリシに付き添われてやってきた。彼女が途中から参加すると、彼女はみんなを刺激した、興奮させた。セクシー・セィディ、彼女はその中で一番偉大な人。その世界は想い人のために用意されていた。」

 

イギリスに戻って冷静になったジョンが、

"Sexy Sadie" にユーモアを取り入れたと妄想しました?? 

 

マハリシとは「偉大な聖者(見者)」という意味です。

でも、ジョンにとっては、後から参加してきたセクシーな彼女の方が

the greatest of them all」(その中で最も偉大な人)だというオチです????

なんなら… その女性は、その中で一番胸の大きい女性かもしれませんアセアセ

下ネタでごめんなさいアセアセ 

実は、最初「そしてその中で最も大きい人」と訳していた私アセアセ

さすがにそれはやめましたうずまき

 

「come along」の意味は以下です。

 

 

come along :

やって来る、現れる
   例文 The bus came along at 2:30. 2時半にバスが来た。

一緒に来る、同行する、同伴する、~がついてくる、〔どこかへ行くのに〕付き合う
   例文 Would you like to come along?  あなたも一緒に来ますか?
   例文 His brother came along with us to the beach. 

      彼の弟は私たちと一緒に海に行きました。

参加する、出席する
   例文 I'd be very happy if you could come along on this weekend and join us. 

      この週末においでいただき、一緒に参加していただければうれしいと思います。

④うまくいく、よくなる、上達する、進歩する、成功する、同意する、出来上がる

〔宿題などが〕進む
   例文 My homework is coming along nicely [smoothly]. 

      宿題は、はかどっています。

⑤現実になる
   例文 A chance like this doesn't come along too often. 

      こういうのは、そうそうないチャンスだ。

⑥〈命令形で〉さあ来なさい、さあ早く、頑張れ、元気だして

to : 【副詞的用法】…するために,…して,…すると

   例文 I awoke to find a burglar in my room.

      目が覚めると部屋にどろぼうがいた(◆結果)

 

 

[Verse 3]

Sexy Sadie how did you know?
The world was waiting just for you
The world was waiting just for you
Sexy Sadie oh how did you know?

    セクシー・セィディ どうやって知り合ったの?

    その世界は ただあなたのためにだけに用意されていた

    その世界は ただあなたのためにだけに用意されていた

    セクシー・セィディ どうやって知り合ったの?

 

[Verse 4]

Sexy Sadie you'll get yours yet
However big you think you are
However big you think you are
Sexy Sadie, oh, you'll get yours yet

    セクシー・セィディ あなたはいつかは自分のものにするつもりだ

    どんなに偉くても あなたが思っているのは自分のこと

    どんなに偉くても あなたが思っているのは自分のこと

    セクシー・セィディ あなたはいつかは自分のものにするつもりだ

 

[Verse 3]と[Verse 4]は、[Verse 1][Verse 2] と同様

ジョンがマハリシへの怒りが収まらずに書いた詞だと思いました??

「マハリシ、あなたはあのセクシーな彼女とどうやって知り合ったの?アシュラムという地はあなたのためだけに用意されていたんだね。あなたはいつか彼女を自分のものにするつもりだ。どんなに偉くても あなたが思っているのは自分のことだ。」

 

 

[Bridge 2]

We gave her ev'rything we owned just to sit at her table
Just a smile would lighten ev'rything
Sexy Sadie, she's the latest and the greatest of them all

    僕らは 彼女のテーブルに座るためだけに 自分の持っているすべてを彼女に捧げた

    その微笑みだけで すべてを明るくすることができた

    セクシー・セィディ 彼女は一番最後にやって来た人 そしてその中で最も偉大な人

 

[Bridge 1] と同様、

いかに「she」がセクシーで魅力的でみんなの憧れの的だったかということを、

歌っていると思いました??

 

she's the latest and the greatest of them all」は、とても早口で歌っていますよね。

ポールとジョージのハーモニーまで早口です音符

 

それは、[Bridge 1]には無い「the latest and」という歌詞を追加しているからなんです。

 

1968年5月の終わり、ジョージの家に集まって録音したEsher Demoも、

7月19日にレコーディングしたTake3(The Beatles Anthology 3) も、Take6(「The Beatles 」Special Edition )

[Bridge 1]と同じように[Bridge 2]にも「the latest and」という歌詞はありませんでした。

 

なぜジョンは、早口で歌ってまで

she's the latest」を最終バージョンに追加したかったのでしょう。

 

「she's the latest」をどう訳すかでも違ってきますが…

私の妄想は、

「she」の「Sexy Sadie」と、「マハリシ」の「Sexy Sadie」とを、はっきり区別するために

「彼女は一番最後にやって来た人」という歌詞を付け加えたかったです??

 

 

[Outro]

You made a fool of ev'ryone
Sexy Sadie
However big you think you are
Sexy Sadie

    あなたは みんなをばかにした

    セクシー・セィディ

    どんなに偉くても あなたが思っているのは自分のこと

    セクシー・セィディ

 

You」は、↑のサイトには「You」とありますが

Spotifyや以下のサイトでは「She made a fool of ev'ryone」とあります。

 

私には「you」も「she」も聞き取れないのですが、

「However big you think you are」が続きますし、

マハリシだと思って「you」で訳しました。

 

ちなみに、

(5月末)の "Sexy Sadie" の [Outro] の歌詞は以下です。

Esher Demo[Outro]
Sexy Sadie she’s the greatest of them all
Ooh
Oh, Sadie
Ooh
Oh, Sadie
Oh, Sadie
Ohh

she」で歌っていました。

5月の時点では、[Outro]を女性の「Sexy Sadie」を慕って曲の終わりにしたのを

完成バージョンでは、マハリシの「Sexy Sadie」への怒りに変えたのでしょうか??

 

今回も誇大妄想でしたうずまき

鵜呑みにしないでくださいね。

 

 

ジョンとジョージ

『 The BEATLES アンソロジー』180ページ

 

ジョン マハリシがミア・ファローを含む数人の女性に近づこうとしたとか、そんな類の噂が出て、大騒ぎになったんだ。僕らは、ほんとか嘘か、ひと晩中寝ないで論議した。ジョージがほんとかもしれないと思い始めたから、僕もきっと何かあるに違いないと思い、僕らは マハリシに会いにいったんだ。僕らはみんなで彼の小屋に押しかけた。山の中の、すごく豪勢に見えるバンガローにね。例によって、 こういう嫌な仕事となると、僕がリーダーにならなけゃいけない。どん な場面であれ、核心に触れることは、僕が話をつけなくちゃならないんだよ。
 "僕らは出ていきます" ―― "どうして" ―― "そうですね、あなたがそれほど普遍の存在というなら、おわかりでしょう"。彼の取り巻きはみんな、彼は奇跡を起こすといつもほのめかしていたからね。僕は続けた。"理由はおわかりですね。" 彼は "いや、わからない。教えてくれ" と言う。僕は繰り返した。"わかっているはずです"。彼は "野郎、殺してやる"と言いたげな顔で僕を見た。ほんとにそんな顔をしたんだ。その時、彼の表情を見て、確信した。僕は、彼のはったりに挑戦してみた んだ。彼に対して少し求めすぎてかもしれない。僕はいつも求めるものが大きすぎるんだ ―― いつも母を求めているけど、得られない。それと同じきさ。1970年

ジョージ 誰かがマハリシの悪い噂を流し、その噂は何年もメディアを騒がせた。マハリシは公明正大ではなかったとか、そういった話がたくさん伝えられた。でも、それは、マハリシへの嫉妬にすぎなかった。真相を解するには、アナリストが必要だろう。書いた人たちの心に何があったのか知らないけど、こんなのは全部作 り話だ。マハリシが "ミア・ファローにアタックしようとした" という話は、おそらく歴史の本にも書いてある ―― でも、まったくのインチキだ。ミア・ファローに会って聞いてみればいい。
 あそこには変人がいっぱいいた。どこもかしこも変人だらけだった。その一部が僕らだったのさ。

 噂によって、状況が動いた。ジョンは、何でもいいからとにかく出ていきたいと思い始めていた。そのため彼は、ことさらに "よし。これで、ここを出る十分な理由ができた" と考えざるを得なかった。僕らはマハリシのもとに行き、こう言った。"僕らは行かないと言いましたよね。これから南インドに行くんです。" 彼は、僕らが出ていくことをまったく承知せず、"何が気に入らないんだ?" と言う。ジョンがあのセリフを言ったのはこの時だった。"あなたは普遍的な人と言われています。だったら僕らが今何を考えているかわかるはずですよね。"
 僕らは、キャンプ地に来た人たちの車を何度か使ったことがあった。あそこにはいつも大勢の撮影スタッフが来てたんだ。 何しろ世界的に有名な "ビートルズのヒマラヤ生活"の取材レポートだからね。デリーに戻る時に使ったのも、そんな撮影スタッフの車だった。
 何時間も車に乗った。ジョンは、書き始めたばかりの曲を歌っていた。"Maharishi. what have you done?"(マハリシ、君は何をした)。僕はそれを聞いて言った。"ダメだよ、そんなの。とんでもないよ。僕が「セクシー・セディ」というタイトルを思いつくと、ジョンは "Maharishi" を "Sexy Sadie" に変えた。ジョンは飛行機でイギリスのヨーコのもとに帰り、僕はマドラス(マジック・アレックスだと思います)と南インドに行って、そこでさらに数週間過ごした。
 僕らが出ていった話が伝わり、もちろん新聞がそれに飛びついてきた。『ザ・ラトルズ』で報道陣は、ステッキを反対側に持ち(=まったく誤解して)藪のまわりを叩き始めた (=お門違いの騒ぎを始めた)ってのがあったけど、まったくそのとおりだよ。現在歴史上では、リシケシュでとんでもないこと、あってはならないことが起きたなんて話になってるけど実際は何も起こらなかったんだ。

ジョン 僕は自重して、"Maharishi, what have you done, you've made a fool of everyone.” (マハリシ、君は何をした。みんなを欺いたじゃないか)と書くのはやめにした。
 この曲は出ていく時、荷物を乗せるタクシーを待つ間に書いたんだ。ところがこのタクシー、永遠に来ないんじゃないかというほど遅かった。"僕らをこの狂人キャンプから出させないために、わざとタクシーを差し止めてるんだ" と思ったよ。その時、ひどい偏執狂のギリシャ人(マジック・アレックスだと思います)が一緒だったんだ。彼はこう言い続けた。これは黒魔術だ。黒魔術だ。奴らは永遠にここに置いておくつもりだ。だけど僕は出られたよ。だって、今僕は ここにいるんだもの。1974年

 

 

ポール

バリー・マイルズ著 「ポール・マッカートニー/ メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」翻訳 竹林 雅子 568ページ

 

 マハリシは彼らが去った理由も、緊迫した不快な空気が生まれた理由も知らなかった。ジョン・レノンはただ、「あなたがそれほど宇宙意識に目覚めているのなら、僕らが去る理由も分かるでしょう」としか言わなかった。ジョンはタクシーの到着を持つ食堂で、"セクシー・セディ" を作っている。ジョンをマハリンから引き離そうと躍起になっていたアレックスは、デリーに到着した後も翌朝一番の飛行機を予約しようという意見を押しのけて、一時間後の飛行機の席を押さえてしまった。全員がインドを飛び立つまでは、安心出来なかったのだ。

 ポールはこんなに早くみんなが帰って来たことに驚いた。
「僕は無事に帰国して、みんなこれからどうなるんだろうと考えていた。一週間ほどは、もう彼らに会うことはないかもしれない、ビートルズはもうあり得ないのかもしれないと思ったりもした。だから、すごく驚いた。みんな風のように戻って来て、カヴェンディッシュ・アヴェニューの家にやって来たんだから。レコーディング・セッションのミーティングによく集まったもんだけど、そんな感じで。大事件だよ。マハリシが女の子とどこかに消えようとしたとかって、『何が起こったんだ?』と尋ねたら、ジョンが『ショート・ヘアのアメリカ人のブレンドの女を覚えているか?ほら、ミア・ファロー似の。パットとか何とかって名前の』と説明を始めた。『うん』『実はマハリシが彼女に言い寄ったんだよ』『それで?それのどこがいけないんだ?』『だって、結局のところ、彼もみんなと変わらない好色じじいだったてことだろ。そんな奴について行くことは出来ないね!』
 みんな憤慨していたけど、僕はそんな彼らにショックを受けた。だって、彼は自分は神であるなんて言ったことはないだろう?実際、彼が言ってたのは、それとは正反対のことじゃないか。『私を神様扱いしないでくれ。私は瞑想を教える者に過ぎないのだから』って。彼はそれ以上の存在だと発言したことはないよ。女性に触れちゃいけないなんて、取り決めも何もないだろう?彼は僕らに貞節を誓ったわけでもないだろう? だから、僕にはそれだけがセンサーを離れる理由だったとは思えなかった。『ちょっと、すいません。マハリンは女の子と遊ぼうとしてるんですか? そうだとしたら、僕らはこの件に関して悩むべきなんでしょうか、それともこれはまったく当たり前のことなんでしょうか?』 ――― こんなことがあそこを立ち去る理由にならないとは言わないけど、実際は、あそこを抜け出す言い訳が欲しかったんじゃないかと僕には思えた。『ふーん、そういうことか』と答えはしたけど、内心は、『マハリシは何者でもない、昔通の人間だと言ってたんだから、僕に言わせれば、誰が誰に言い寄ろうが全然問題ないけどな』と思っていた。きっと彼らは、普通の人間以上の人物を求めていて、マハリシが神ではなかったと発見したんだろうね。でも僕は、『私はただあなた方に瞑想の方法を伝授するだけです』と言ってる人と接してるつもりだった。
 ジョンはこの一件を、"セクシー・セディ" に書いてるよ。正義感に基づく憤りの歌! あれにはかなりショックを受けた。ジョンのセックスに対する反応っておかしいよね。だって、『もうちょっとましな奴だと思っていたよ』くらいのことを言うのは分かるとしても、あの歌はちょっと上品振ってやしないか。僕は一週間先に帰っていて良かったよ。だってさ、もし彼が女と一緒にベッドに入ってる現場を捕まえたとしても、それが何だっていうわけ? まあ、混乱状態の中ですべては終わってしまって、彼らはそのための言い訳が必要だった。その結果、僕らはマハリシが気に入らなかったという報道がされたわけだけど、僕は特に彼に対して悪感情を抱いたことはない。それに、ジョージは今でも彼と関わっているはずさ。
 最初、"セクシー・セディ" は "マハリシ"というタイトルで、マハリシ、一体何をしてくれたんだ?」みたいな内容だったんだよ。でも、ジョージがタイトルを変更するように説得して、無実の容疑者を守るために "セクシー・セディ"のタイトルを提案した。ジョージの意見は正しかったと思う。あのままだったら、きつ過ぎた。本当はマジック・ アレックスがでっち上げた作り話だって判明したんだしね。僕はあの話はすべて嘘だったと思ってる」。

 

僕はあの話はすべて嘘だったと思ってる」と言っているポールですが、

もっと過激な歌詞の方がいいんじゃないかと言ったそうですうずまき

あの歌はちょっと上品振ってやしないか」はそういう意味なのかもしれません。

「The COMPLEATE BEATLES Recoding sessions」マーク・ルウィーソン著 内田久美子訳

 

1968年7月19日(金)

―― 途中 略 ――

 

「You little t* at
 Who the f**k do you think you are?
 Who the f**k do you think you are?
 Oh, you c** t」
 (このろくでなしめ
  いったい何様だと思ってやがるんだ?
  いったい何様だと思ってやがるんだ?
  いけすかない野郎だぜ)
 

この傑作な歌を聴いたポールは、言葉を控えた歌詞よりもこっちのほうがいいんじゃないか、と言っている。

「*」「**」は、私がしたのではなく、そうなっていました。

 

 

マジック・アレックス

マジック・アレックスはジョンの知り合いで、新しく設立されたApple Corpsの最初の従業員としてビートルズの会社のエレクトニクス部門を任された人です。

ギリシャ人で、本名は「ヤニス・アレクシス・マルダス」。

ジョンが、「マジック・アレックス」というあだ名をつけたそうです。

 

そのマジック・アレックスは、2010年3月3日、ニューヨーク・タイムズに、

自分が噂を広めたことを否定する声明文を発表しています。

ウキペディアMagic Alex より

Cynthia Lennon personally believed that Mardas invented the story about sexual impropriety to undermine the Maharishi's influence on the Beatles, as Mardas was always jealous of anyone having Lennon's attention. Harrison and McCartney later offered their apologies to the Maharishi (McCartney said that he did not believe the accusation at all). In 2010, Mardas issued a statement to The New York Times denying that he had spread rumours.["Corrections". The New York Times. 4 March 2010. Retrieved 18 June 2011]

 

シンシア・レノンは、、マルダスは常にレノンの注意を引く人に嫉妬していたとして、マルダスがビートルズに対するマハリシの影響力を弱めるために性的不品行に関する話を捏造したと個人的に考えていた。ハリソンとマッカートニーは後になってマハリシに謝罪を申し出た(マッカートニーは誹謗中傷をまったく信じていなかったと述べている)。 2010年、マーダスはニューヨーク・タイムズ紙に対して、自分が噂を広めたことを否定する声明を発表した["訂正" ニューヨーク・タイムズ紙. 2010年3月4日. 2011年6月18日取得]。

 

アドレスを入力しないと見れませんが、"Corrections" のサイトに入ると9枚に渡るマジック・アレックス の声明文を読むことができます。その一部を引用させていただきます。

9枚目 34項目目

I wish to make it clear, that, until the issues with the American teacher, I was totally neutral about the Maharishi. I meditated, I followed all his lessons and I had private discussions with him, which were all of a friendly nature. It is simply untrue that I was in any way the catalyst for John and George falling out the Maharishi. There is also no truth whatsoever in the suggestion that I was concerned about the influence which the Maharishi had over the Beatles. Quite the contrary: I was pleased with the influence which the Maharishi had over the Beatles, because he managed to wean them off their drug addiction.

 はっきりさせておきたいのは、アメリカ人教師との問題が起こるまで、私はマハリシについてまったく中立の立場だったということだ。私は瞑想し、マハリシの教えをすべて守り、マハリシと個人的に話し合いました。ジョンとジョージがマハリシと仲違いするきっかけを作ったのが私だというのは、まったくの事実無根です。また、マハリシがビートルズに与えた影響を私が心配していたという話も、まったく真実ではありません。まったく逆だ。マハリシがビートルズに与えた影響に私は満足していた。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

 

ジョン、ジョージ、ポール、マジック・アレックスの言葉を、長々と載せてしまいました。

孫に、誰か一人だけの言い分を信じて欲しくないと思ったからです。

ジョンにもジョージにもマハリシにもマジック・アレックスにもミア・ファローにもアメリカ人の女性教師にも、その人の真実があると思います。

 

ジョンとジョージは後年、マハリシに謝罪したそうです。

 

「ジョン・レノン&オノ・ヨーコ プレイボーイ・インタビュー1980完全版」

デヴィッド・シェフ著 山川真理訳 332ページ

 

―――〈セクシー・セディ〉。
ジョン : あれはマハリシからインスピレーションを得た。ぼくらが荷造りを終えてまさに出て行こうとしているときに書いた。インドを離れる前に作った最後の曲だ。彼のことを「セクシー・セディ」と呼んだんだ。「歌う]「♪マハリシ、何てことをしてくれたんだ。よくもバカにしてくれたな・・・・・・」と言う代わりにね。曲を書くのに、そのときの状況を利用したのさ。多少の計算はあったけど、それよりも自分の気持ちを表現したかったんだ。ぼくは後味の悪い状態でマハリシのもとを去ろうとしていた。ぼくは誰かと別れるとき、いつも後味が悪くなってしまうみたいなんだ。ほんとうはそうなりたくないのに。

 

ほんとうはそうなりたくないのに」と言うジョン。

やっぱり、あなたに寄り添える女性は洋子さんだけだったのかも。

男性は、もちろんポールですねラブラブ

 

 

辞書

情報提供元(著作権者)Weblio英辞郎goo辞書

make a fool of : をばかにする、笑い者にする

break a rule : 規則を破る、反則をする

lay down : 〔規則などを〕押し付ける、命じる

wait : 〔動詞(+for+(代)名詞)〕[通例進行形で] 〈食事などが〉〔人のために〕用意されている.

  例文 Lunch is waiting (for you). (あなたの)昼食の用意ができていますよ.

to : 【副詞的用法】…するために,…して,…すると

    例文 I awoke to find a burglar in my room.

      目が覚めると部屋にどろぼうがいた(◆結果)

turn on : (人)を引き付ける、(人)を刺激する、(人)を熱狂[興奮・夢中に]させる
turn on : ワクワクさせる、しびれさせる、メロメロにさせる、グッとくる
come along : やってくる、(…と)一緒に来る、ついて行く、同行する、急げ、がんばれ、もっとしっかりやれ、まさか!、それはないよ!、(…が)(うまく)進む

know : 知る、知っている、(…が)わか(ってい)る、思えない、(…で)ないと思う、(…が)知る、知り合いである、懇意である、交際している、(…を)熟知している

yet : これから、いつか、やがて
   例文 I'll do it yet. : いつかそれをやるよ。

lighten : (…を)明るくする、照らす、晴れやかにする、輝かせる、(…の)色を薄くする、(…の)影を薄くする、(…の)重量を軽くする、軽くする、緩和する、やわらげる

latest : いちばん遅い,最後の.

however : しかしながら、けれども、とはいえ、どんなに…でも、一体(全体)どうして

big : (形状・数量・規模などで)大きい、成長した、年上の、偉い、重要な、有力な、偉そうな、もったいぶる、傲慢(ごうまん)な、自慢する