アーティストの動画があるものについては参考として貼付しましたのでご覧ください。
※ロイヤル・バラエティ・パフォーマンスの映像ではないものがほとんどですがご了承ください。
●P18-P19
P18は、英国のタバコブランド「BENSON&HEDGES」の広告です。
ベンソン&ヘッジスは、リチャード·ベンソンとウィリアム·ヘッジスによって1873年に設立されました。
そして19ページからプログラム解説が始まります。
登場するアーティストは全19組。ビートルズは7番目の出演です。
まずは、
Harold Collinsとオーケストラによる国歌演奏。エリザベス女王と王太后が到着する前に演奏されます。
そしていよいよアーティストの登場です。
1 THE BILLY PETCH DANCERS
最初のパフォーマンスはダンサーチームの登場です。しかし、このグループの詳細は分かりませんでした。。
2 THE CLARK BROTHERS
スティーブとジミーのクラーク兄弟によるタップダンスです。
フィラデルフィアの貧困の中で、ゴスペルを歌いながら生計を立てていたクラーク・ファミリーで育った彼らは、ハーレムのコットンクラブで歌っていたときにフランク・シナトラに見いだされ渡英。その後王室の前でパフォーマンスを行うなど、広く親しまれるようになりました。
●P20-P21
左ページは「PRIX ITALIA」、すなわちイタリア放送協会(RAI)が主催する国際番組コンクールの広告。
右ページは出演者の続きです。
3 MAX BYGRAVES
英国のTVショーなどで活躍したコメディアンであり歌手でもあり俳優でもあったMax Bygravesのパフォーマンス。
彼は1960年のロイヤル・バラエティ・パフォーマンスにも出演していたようです。
http://youtu.be/KcdCo9EW2Eg
4 LUIS ALBERTO DEL PARANA and LOS PARAGUAYOS
パラグアイの世界的歌手Luis Alberto del Paraná率いるグループによる演奏。「El Cascabel」ほか3曲を披露。
5 CHARLIE DRAKE with TESSA DAVEES and the eight charlies
50年代~60年代のイギリスを沸かせた、コメディアンや俳優、作家そしてシンガーでも活躍したチャーリー・ドレイク。1958年にパーロフォンからレコード・デビューも果たしています。
●P22-P23
続いて、いよいよ6番めから8番めの出演者の紹介です。
左ページ上段は、Tom Arnold氏からの挨拶。この人物が誰なのかはわかりませんでした。
下段は、「Associated Theatre Properties (London) Ltd.」の広告。これは提携するロンドンの劇場による合同広告でしょうか。
右ページは出演アーティストの続きです。
6 SUSAN MAUGHAN
スーザン・モーンは1962年のヒット曲「BOBBY’S GIRL」(全英3位)で知られる女性シンガー。
7 THE BEATLES
そしてお待ちかね。ビートルズの登場です!
パンフレットの写真は、カメラマンのロバート・フリーマンによるものです。英国のセカンドアルバム「With The Beatles」のジャケット写真でも有名ですが、それとは別のカットのようです。とくにジョンやポールの表情が微妙に違いますね。
<パンフレットの写真> <アルバム:With The Beatles>
表情比較です。各左がパンフ、右がアルバム写真。アルバムのほうがやはりいい顔をしています。
カーテンが開く少し前から「From Me To You」を演奏し始め、2曲目の「She Loves You」が終わったところでいったん全員でお辞儀。
3曲目の「Till There Was You」を演奏する前に、緊張しているポールが、
「次は、『ミュージック・マン』というミュージカルからの曲です。これは僕たちの好きなアメリカのグループ『ソフィー・タッカー』もレコーディングしています。」
このようなMCで会場の笑いを誘います。どうして会場が笑ったのか、いまいちよくわからなかったので調べてみるとだいたい下記のようなことが書かれています。
ソフィー・タッカー(Sophie Tucker)というのは、ロシア出身のジャズ・シンガーで、米国に移住後1910年代にはトップ・スターとなり「ジャズの女王」と呼ばれるようになります。1950年代~1960年代には『エド・サリバン・ショー』にも出演し人気を博しました。
簡単に言うと、このようなジャズ界の女王のような大御所に対して、「僕たちの大好きなグループです」という見当違いなコメントを発したことがおもしろさのツボらしいのですが。。
そして、最後の曲です。
「Twist And Shout」を始める前、ジョンのあの有名な台詞が発せされました。
拍手がおさまるのを待って、おもむろに
「安い席の方は手拍子を、その他の方は宝石をジャラジャラ鳴らしてください」
"For our last number I'd like to ask your help - will the people in the cheaper seats clap your hands? And the rest of you, if you'll just rattle your jewellery "
この台詞のあとのジョンの顔が子どもっぽくてなんとも言えないいい表情ですね。
そして歌い終わったあと、リンゴがドラムセットから飛び降りて一列に並び、正面、左右におじぎをしたあと、上手に退場します。約10分程度のショーでした。
↓全演奏はこちらをご覧ください。
8 DICKIE HENDERSON
彼も英国のエンターテイナーで、コメディアン&歌手。
●P24-P25
続いて9番目、10番目の出演者紹介。
P24は、パリのファッションデザイナー、Marcel Rochas氏が制作した香水瓶「Femme」の広告。
1925年、マルセル・ロシャスは、オート・クチュールのメゾンとしてブランド「ROCHAS」を創業。
妻「Helene」との結婚を記念して1944年に製作した香水「ファム (Femme)」をその後に商品化して、1953年に香水の高級ブランドとしての地位を確立しました。
9 FRANCIS BRUNN
世界最高と名高いドイツのジャグラー、フランシス・ブルン氏。
10 BUDDY GRECO
生涯に65枚ものアルバムをリリースした、名シンガーであり名ピアニストのバディ・グレコ氏。
その下は、「Cunard Line(キュナード汽船会社)」の広告。
1839年、イギリス政府の郵便補助航路企業として創業。翌年にはリヴァプール・ハリファックス間、リヴァプール・ボストン間など相次いで就航しました。
その後20世紀になると、長らくライバルであったホワイト・スター・ラインを合併し、その主要港路キュナード・ホワイト・スター・ラインに、クイーン・メリー号、クイーン・エリザベス号など豪華客船を就航させました。当時の本社はリヴァプール。現在はアメリカのカーニバル・コーポレーションの傘下となっています。
http://www.cunard.com/
●P26-P27
めくってP26は、デッカ・レコードの広告。
このショウ3番目の出演者でもあるマックス・バイグレーヴズのアルバム等を紹介しています。
そして、11番目の出演者紹介です。
11 NADIA NERINA (with the cast of sleeping beauty)
1950~60年代にロイヤル・バレエで活躍し、コヴェント・ガーデンで最高の踊り手と称されたバレリーナだそうです。
ステージは「眠れる森の美女」第1幕~ローズアダージョより。
ここでいったんインターミッション(休憩時間)となります。
ここまででも相当なボリュームがありますね。
このショウはBBCとITVが毎年交代でテレビ放送することになっていて、この年はITVで11月10日の午後7時28分から10時30分に全国ネットで放送。ビートルズが演奏した4曲はすべて放送されたそうです。
続きはまた次回。









































