日本では通算5枚目のシングル「From Me To You / I Saw Her Standing There (EAS-17054)」。
英国とは全く異なるカップリング曲で発売されました。
ファーストプレスはオデオン盤、セカンドがアップル盤ときて、1980年11月5日、EMI/Odeon盤として再発されたのがこのシングルです。
●Type-1
歌詞カード表面は、右上のロゴマークがEMI/odeonロゴに差し替えられ、カタログナンバーも、OR-1077→AR-1077→EAS-17054という全く異なる体系の数字に変更されました。
(写真左:表面/写真右:裏面)
価格も700円に引き上げられました。
裏面には「東芝EMI株式会社」とリリース時期の目安を示す記号「I(アイ)」の文字が印刷されています。
そしてこちらがレーベルです。
レーベル上部にEMI/Odeonロゴ、外周には、「MFD.UNDER LICENCE BY TOSHIBA-EMI LTD. IN JAPAN」が記載されています。またこの時期からJASRACのロゴも記載されるようになりました。
このレコードが入っていたのはEMI/Odeonのグリーンスリーブです。
(左:表面/右:裏面)
で、手元に同じEMI/Odeonのシングルがもう1枚あるのですが、微妙に異なる点があります。
最初は印刷の単なるカスレと思っていたのですが、他のシングルでも同様の違いがあるのと、よく見るとスリーブも全く違うことがわかります。
それがこちらのタイプです。
●Type-2
歌詞カードのデザインは全く同じです。
問題はレーベルとスリーブです。
Type-1との違いが分かりますでしょうか。
一つは、非常に微妙な差異ですが、外周の「MFD」の手前、「JAPAN」のあとにある「● ●」の大きさが違います。Type-1は大きめで、Type-2は小さめです。
もう一つ違うのがロゴの下にある文字です。
左のほうは、文字というよりは印刷のカスレのようで全く読めませんが、右の方は「AN EMI TRADE MARK」という英文が書かれています(見えるでしょうか)。
さらにType-2の入っていたスリーブをよく見てみると、
レコードの取り出しが左サイドに変更されており、かつ裏面に
「このレコードを賃貸業に使用することを禁じます。また無断でテープその他に録音することは法律で禁じられています。」
といった注意書きが加えられていること、そして糊付の構造も、
Type-1:裏面で、両サイドを糊付
Type-2:裏面で、上下を糊付
というふうに変わっています。
写真左:Type-1/写真右:Type-2
並べると全く一緒に見えますが、1981年9月発売の「悪霊島(映画の主題歌としてLet It Beが使用された)」がすでにType-2になっていることを考えると(当時リアルタイムで購入)、Type-2は、Type-1がリリースされた翌年にはすでに切り替えられたものと考えられます。
東芝EMIも頻繁にレーベルを改訂していたようですね。またUK盤のように工場を委託したりもしてたんでしょうか。
ちなみにレコードレンタルは1980年に、東京三鷹にて黎紅堂(れいこうどう)が日本で初めて開業したそうです。
詳細はこちら
↓
http://www.yokono.co.uk/collection/beatles/japanese/single/single_1964_1.html##5-4





















