その中でも「マジカルミステリーツアー」(OP-4335-6)は、かなり入手困難なアイテムといえるでしょう。
おそらくオークションでも10万円前後で取引されるのではないかと思われます。
この日本盤ダブルEPは、1968年3月10日に発売されました。イギリスでの発売が1967年の12月8日なので、約3ヶ月遅れて発売されたことになります。
こちらがジャケットです。基本は英国盤と同じデザイン。
表の左下に「オデオン」のマーク、右上に「STEREO」の文字。
また、裏面の右下には「東芝音楽工業株式会社 G ¥1,000」という記載があります。
この「G」という記号は、東芝音楽工業のレコード管理記号のようなもので、1965年の後半から1968年の終わりにかけて発売されたレコードに、この記号が記載されているようです。
中を開くと、こちらも英国盤のデザインと非常に似ていますが、英国盤は、書籍でいうところの「表2」「表3」部分がポケット状(下図参照)になっていて、そこにレコード盤を挟むようなかたちでホールドする形状ですが、日本盤は一般的な「袋状」になっていて、横からディスクを出し入れする形になっています。
下図:英国盤のジャケット形状

そしてこちらがレコード盤です。
レーベルパターンは、オデオンType-2。

レーベルの周囲に、「MFD. UNDER LICENCE BY TOSHIBA MUSICAL INDUSTRIES LTD. IN JAPAN」と記載されています。
ちなみに、LICENCEは誤植かと思いましたが、イギリス英語だと、「LICENSE」でなく「LICENCE」と綴るようですね。知りませんでした。
このType-2も1968年頃に登場したレーベルパターンのようです。
それまでのレーベルには、下記(Type-1)のように、「UNDER LICENCE」の記載がありません。

2枚全4面の写真です。
もうひとつ英国盤との決定的な違いとして、回転数の違いが挙げられます。
英国盤(下)は他のシングル同様45回転ですが、日本盤は33 1/3回転で収録されています。
また、英国盤にはステレオ盤の他にも「モノラル盤」がありますが、日本盤はステレオのみでリリースされました。
(左:英国盤ステレオ/右:英国盤モノラル)

歌詞のブックレットです。英国同様全ての曲の歌詞が掲載されていますが、ブルーの紙でなく、白い紙が使用されています。
また、後半には丁寧に日本語訳も載っていて日本人らしい丁寧さを感じます。
最後に黒盤もご紹介しておきましょう。
こちらもオデオンType-2のレーベルですが、センター付近のスジの形状が若干ことなります。
赤盤は一重リングですが、黒盤は二重リング。まあこのあたりまでくると細かすぎてどうでもいいですね。。
(左:日本盤・赤盤/右:日本盤・黒盤)

詳細はこちら↓
http://www.yokono.co.uk/collection/beatles/japanese/ep/japanese_magical.html##1-1