ケトル・ビーンの「俺なりのダンディズム」 勝手にPowerd by Ameblo -4ページ目

ケトル・ビーンの「俺なりのダンディズム」 勝手にPowerd by Ameblo

ケトル・ビーンの勝手にオフィシャル・ブログ

Lark's Tongues in Aspic: 40th Anniversary Box set

買いました。


「お前は最近プログレ漬だな!」とのお叱りの言葉甘んじてお受け致します。


15枚組、Importでも12,000円以上する大ボリューム!



しかし今回、罰当たりなRobert Frippは良い仕事した!

大いに評価するね。


Jamie MuirというFree JazzプレイヤーがKing Crimsonで参加した唯一のアルバムがこのLark's Tongues in Aspicだが、はっきり言って彼の事はよくわからなかった。


元メンバーのインタヴューなんか読むと第3(?)期キング・クリムゾンの中心的存在で、天才だ、という発言を目にする事は出来た。


あと、ライヴ中に毛皮の衣装をまとい、血を吐きながら客席に降り立って走り回りながら鎖を振り回す、あたかもブルーザー・ブロディを連想する事しか出来ない有名な逸話が残されている位。


また、2日間連続出演のMarqueeの2日目のステージを放棄するように失踪して、修道僧になったという話!


彼の機材は全てもう一人のドラマーであるBill Brufordに譲渡されたそうだ。

(それでBillの以降のセットは後ろにラックが立てられ、沢山の金属片などが釣り下げられているんだね。Billだけじゃなく、Rushのドラマーもそんな感じだ。テリー・ポジオは違うと思う、あれはドラムセットとは言わずリスクの固まりと言うものだ。)


あとはたった一枚のオリジナル・アルバムをしゃぶり尽くすしかなかった。


しかし!

今回のBOX SETはたった一枚のアルバムが15枚にも拡大されており、この謎多きFree Jazz PlayerのJamie Muirの全貌が完全に把握できた!



結論、Jamie Muirは真の、超、天才である。


第3(?)期キング・クリムゾンはRobertがJamieに加入してもらうために、Jamieが共演してみたいという人物、もしくはJamieと一緒にPlayしてもついていける技術を持っているPlayerを加入させたようにしか思えない。


正直言って、Pobert Fripp, Bill Bruford, John Wetton, David Cross全員が、Jamie Muirのレベルに付いていけずまごついている。

Robert FrippなんかImprovisationで入る事も出来ずまごついているのを、JamieよくJazz Playerにありがちな交代でソロを促す紳士的な演奏を行う事で、ようやく入っていける始末。情けない…。


肝心なドラムプレイは予想以上に手数が多く(はっきり言ってあのBill Brufordよりも手数が多く早い演奏だ。)、更に身体が固いBill Brufordとは比べものにならない位の柔軟でドラマチックな演奏だ。

勿論、釣り下げられているパーカッション、金属片、笛、クラクション、トロンボーン、落ち葉、全てを使い尽くす!

キットは結構ミーハーな感じでLudwigのブラック・オイスター3点セットに、メーカー不明のタムを追加、でんでん太鼓も付けられている。


音楽を聴くって行為は感動を求める事なんだよね、彼はその本質を良く理解している。

日本にありがちなまがいもののFree Jazz Playerは表面的なコピーをしてるだけ、Jamieは俳句にも通じる精神に則り情景描写を奏でている。



彼が脱退した理由もなんとなく分かる。


1.Jamieと共演出来るレベルのメンバーが居なかった。まして世界最高のロックバンドの一つキング・クリムゾンがこれでは、もはや彼の相手が出来るのは神しか居ない。だから修道僧の道に進んだのであろう。


2.フォーマットされた楽曲を毎晩毎晩演奏させられる事は、Free Jazzマンの精神には耐えがたきものがあったのであろう。


3.ロック業界、特にドラッグ汚染されているメンバーに耐え難かったのだろう。Yesを脱退して直ぐのBill Brufordの写真が載っていたが、スティーブ・ハウみたいなロンパリの目をしている。あと解雇の理由が今一つよく分からないDavid Crossもおそらくツアー中にドラッグに手を染め始めていたのだろう。最後は演奏に支障が出るほどドラッグに呑まれその後何十年も一線を離れてしまった。



ただ、Robert Frippは自分が天才ではない事を早々に悟ったと思われ、以降メカニカルなPlay中心になっている。Fractureというスケール練習さながらの楽曲を、Jamie脱退後、真っ先に作曲している事がその事実の裏付けになると思われる。




ケトル・ビーンの一緒に茶でもいかが~? 勝手にPowerd by Ameblo

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