『人類のためにではない。娘と息子のために。』
2014年公開作品。
かんそ~です
僕はクリストファー・ノーラン監督のファンです
あの、僕の鳥肌がビンビンたった、古き良きハリウッド映画を思い出させる名作中の名作『ダークナイト』シリーズはもちろんのこと、
奇抜なストーリー展開をするサスペンス『メメント』、
マジシャンのライバル関係を描いたスリリングな『プレステージ』、
人間の深層心理を異次元のような映像で表現した『インセプション』など、
この監督の脚本や映像のアイデアには毎回驚かされます
奇抜なストーリー展開をするサスペンス『メメント』、
マジシャンのライバル関係を描いたスリリングな『プレステージ』、
人間の深層心理を異次元のような映像で表現した『インセプション』など、
この監督の脚本や映像のアイデアには毎回驚かされます
そんなんだから、この監督にはどうしても期待が強まってしまうのです
僕にとって現在、名前だけで見る価値がある唯一の監督がクリストファー・ノーランなんです!
そのノーラン監督の最新作が公開されたということで、前回の映画館での鑑賞がいつだったか忘れたくらいぶりに(前回は『かぐや姫の物語』かも)、映画館で観てきました!
(『ゴーン・ガール』か迷ったけど)
その感想を、なるべく自分の視点で、そしてなるべくネタバレ無しでお伝えしてみようと思います!
(自分に正直なレビューなんで、この映画が好きな人は怒らないで1人の意見として読んでください)
さて、いきなり結論から言えば、ノーラン作品で最もガッカリした作品でした!
(ノーラン製作総指揮作品などは省きます。あくまでも監督作品の中でです。それと、見てない作品とか、覚えてない作品もあるかも!)
しかしながら、『さすがはノーラン!』と思えるところもあったし、他の方の評価が物凄く高いという事もあるので、1度は見ることをオススメします!
んじゃあ、まずは良いところから言いますねー!
僕にとって1番良かったのは『宇宙の神秘を感じることができた』ところですね!
(僕がそんな気がしてるだけで、実際には多いのかもしれないけどね。宇宙開発は民間レベルで進んでるし、『はやぶさ』などの探査機が話題になることもありますが。)
ていうか、僕が今最も面白そうだなと思ってるのが『脳』と『宇宙』の研究で、それらはまだまだ分かってないことが多いし、その研究によって人類はさらなる進化をすると思います!
ていうか、僕が今最も面白そうだなと思ってるのが『脳』と『宇宙』の研究で、それらはまだまだ分かってないことが多いし、その研究によって人類はさらなる進化をすると思います!
最近の宇宙モノ映画って、『ゼロ・グラビティ』や
三次元を超えた高次元世界や、時間経過が異なる世界、ブラックホール(だっけ?)などの宇宙の謎を、わりかしリアルに描くんで微妙なリアリティがあり、そこにワクワク・ドキドキ感が生まれてます!
しかも、ノーラン監督が『インセプション』で見せたお得意の異次元的な映像美も加わって素晴らしい『宇宙体験』を味わえさせてくれます!
特に異次元空間を描くところには驚きました!
異次元空間なんていう、よく分からない世界を描くことから逃げなかったノーラン監督は凄いですね!
たいていのSF作品はうやむやにしたり、描かずに終わりなんてするのが普通ですから
SF小説やSF映画が、『宇宙の先には何があるんだろう?』とか、『こういうモノや世界があるかもしれない』という『人間の想像力』を刺激するのです!
そういう、人類の進化・宇宙の研究に影響を与えるような体験が、『インターステラー』ではできるような気がするし、この作品を見た子供が将来、科学者を目指すかもしれないほどの、宇宙へのワクワク感があります!
言い過ぎ感はあるものの、そういった可能性を感じる作品です!
今年のアカデミー賞で主演男優賞を受賞し、旬な男と言ってもいいマシュー・マコノヒーが主演を務め、
ダークナイトシリーズに出演したアン・ハサウェイと
そして『ゼロ・ダーク・サーティー』に主演して注目を集めたジェシカ・チャスティンが出てきたり、
(あと、終盤くらいに有名俳優が出てくるんだけど、僕は知らなかったので驚きました)
アクション的なSF作品としても楽しめるし、俳優陣たちの演技力も楽しめる贅沢な作品です!
そんな異次元的な宇宙体験を楽しめ、俳優陣の演技も堪能できる『インターなんとか』ですが、僕にとっては、とっても個人的な感想ですが、この作品には満足していません
この作品は悪い作品じゃないし、観て良かったと思うんだけど、『もう一度観たいか?』と聞かれたら『NO』でしょうね
僕の中で『これは名作だ!』と思う基準っていうのは、『もう一度観たいか?』なんです
その基準で考えると『インタ~なんとか』は確実に『もう一度観たくはない作品』なんですね
ノーラン監督作品はたいてい長いんだけど、『インタ~なんとか』はほぼ3時間です!
必ずしも長いのが悪いのではなく、『ダークナイト』(2時間半)なんかは、時間を忘れるくらい素晴らしい作品でした!
つまり、ストーリーに展開力が無く、作品時間を長く感じてしまったのです!
ていうか、序盤の設定紹介みたいなところが長すぎましたね!
出来れば、主人公たちの説明なんてもんは少なすぎて良いくらいで、むしろ全くないとスッキリするくらいですね!
(その点で言えば『メメント』は最高!)
序盤の説明みたいなのが長過ぎて、予告編で分かってた『宇宙旅行』に早く行けよ!って思いながら我慢して観てました
なんか、ほんと、『親子の感動作品』と言う割には、人間関係で感動しないし、終わってみたら、ざっくり言えば『ただ長いだけの宇宙旅行』でした
ストーリーに飽きてしまって、作品に入り込め無かったのが残念です!