『ジャッキー・コーガン』(30点)②かんそ〜。

かんそ～です！
(なんか、絵文字のところが文字化けしてんだけど、直してる時間がないので、我慢して読んでもらえないでしょうか？どうぞ宜しく申し上げます！)


結論から言うと、いろんな意味で


『ふざけんなぁ！』


な作品でした！

二転三転する、その過程をゆっくりと語るんで、付き合ってくださいね！

僕はこの作品をCMで知ったんだけど、
そのキャッチコピーは


『映画『セブン』を越える衝撃作！』


でした！

そのキャッチコピーを聞いて、僕は『はぁ？』と思いました
最近、こういう、あおりというか、オーバー過ぎる、ヒドい表現の映画の広告が多いんです！
その良い例が『アベンジャーズ』のキャッチコピー、『日本よ、これが映画だ！』です！

名作の『ゴッドファーザー』とか、

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか、

『E.T.』とか

を越えて、『これこそが映画だ！』って言っているように感じるキャッチコピーはバカバカしいと思います！

んで、『ジャッキー・コーガン』です！
映画『セブン』っていうのは名作と言われているし、僕のBest映画の一つでもあります！
そんなスーパーな名作の『セブン』を越える、もしくは近づくほどの作品など滅多に作られるわけがありません！
だから、疑っていたんです！
まぁ、でも、結局は見ちゃうんで、キャッチコピーの作り手の策略にハマるんだけどね！

んで、そんな『詐欺』まがいの広告にのせられて見てしまいました！
もちろん、『セブン』ほどの衝撃もなく、さらにはその100分の1の衝撃さえもありませんでした！[みんな:67]
んで、その広告の表現に『映画の歴史に新しい殺し屋の登場！』というようなものもあるんだけど、その表現もムカつくよね～！[みんな:67]

まぁ、たしかに、主役のジャッキーは殺し屋なんだけど、そんなにインパクトのある殺し方をしないんだよね～！[みんな:67]
だいたい殺す相手はザコばかりで簡単なヤツばっかりだし！[みんな:21]
[みんな:68]
こういう殺し屋系作品って、だいたいが殺す相手が強敵だったり、殺すのが難しい環境の相手だからドキドキするんだと思います！
例えば名作『レオン』とか、

それこそ『007』シリーズとか、

さらに言えば、漫画の『ゴルゴ13』の殺し屋ゴルゴなんて毎回不可能なミッションをクリアします！[みんな:68]
ゴルゴは最高なのです！

だから、ジャッキーさんにはドキドキなどしないし、ましてやジャッキーさんが殺し屋っていうイメージさえ残りません！
つまり、何を言いたいかというと、『殺し屋映画』としては全く面白くないのです！

(ブラピは相変わらずカッコいいがね！)


僕はブラピの出演作品で好きなのがあるし、例えばメジャーリーグの映画『マネーボール』なんかも良かったし、

だから割とブラピは好きなんだけど、この『ジャッキー・コーガン』は本当につまんなかったです！
あんな広告を見せられたから、さらに後味が悪いし！
つまり、結局、あんな詐欺なキャッチコピーに少しでも食いついて映画を見た人が多いから、その後の作品の評価・満足度に関係なく、観客動員数を稼げてるから、あんな詐欺なキャッチコピーを作った人は仕事的には評価を上げて次の仕事ももらえるんだろうなぁ～
だから、ああいうキャッチコピーを作った人は名前を出しやがれってんだよ！
まったく、プンプン！
プンプン丸です！
(↑怒りすぎて意味不明)

(海外のレビューとかって、どこの誰が評価してあるから責任を取れるんだよね！日本映画界は無責任なキャッチコピーを辞めるべきです！)



んでねぇ、こっから、チョット面白いんだけど、そんな面白くない作品だった『ジャッキー・コーガン』なんだけど、僕が気になったところがあるんよ！
それは作品中にオバマ大統領の演説とか、経済のニュースの音が流れることなんだよ！
普通こういうのって、雑音として流れることはよくあるんだけど、なぜかジャッキーでは字幕がついてるんよ！
ストーリーに関係無い雑音に字幕がつくっておかしくない？
そのおかしさに気づいた僕は『この演説とか、経済ニュースは何か作品に関係があるのだな！』と思ったんです！
だから、見終わったあとに気になったんで調べてみたら、やっぱり意味があって、その意味を知っている、気づいていると『ジャッキー』の見方がガラリと変わります！
その見方を教えてくれたのは、僕が大好きな映画評論家・町山智浩さんです！

(町山さんです！町山さんはとても知識が深い人で、とても良い解説をする人なんで大好きです！)


詳しくは町山さんのTwitterをまとめたサイトを見て欲しいんだけど(ココ→ http://togetter.com/li/494978)

、つまり、この作品は『経済不況を巻き起こしたサブプライムローン危機をギャング作品として風刺した作品』なんです！

(世界を震撼させた『サブプライムローン危機』！)


そこで『サブプライムローン危機』についてカンタンに説明します！

2007年頃、アメリカでは家の値段(住宅価格)がドンドン上がっていました！
↓
だから、サブプライムと呼ばれる低所得者の人たちでも銀行から借金をして家を買えました！
もし借金を返せなければ、値上がりするであろう自宅を売れば良いのですから
↓
しかし、家の値段が急に下がり、借金を返せない人は家を売っても返せないので、自己破産するしかありません
しかも、お金を貸した銀行はお金を返してもらえないので苦しくなり、潰れた銀行が出てきました！
その後、『リーマン・ショック』と呼ばれる世界的な経済危機につながって行きます！

映画『ジャッキー・コーガン』では、そのサブプライムローン危機とか、リーマン・ショックとかを風刺しているんだそうです！

『客から預かった金をパアにした銀行は税金で助けられたが、客から預かった金を盗まれた博打の胴元は無実でも責任取らされる。これは、ギャング映画の形で08年の金融危機に対する批評をしている映画です。』
(映画評論家・町山のTwitterより)



町山さんも言ってますが、この金融危機との関係に気づかないと非常につまらない作品になります！
そこで僕は言いたい！

『気づかねぇよ、そんなもん！』

(『ジャッキー・コーガン』の原作小説。 元ボストン地方検事でアメリカのクライム・ノヴェルの先駆者であるジョージ・V・ヒギンズによる1974年の作品。)


『ジャッキー・コーガン』の原作は普通のギャング小説らしく、映画の監督がオリジナルで金融危機を風刺するアイデアを盛り込んだみたいです！
僕なんて『演説とか経済ニュースが何か関係している』くらいにしか気づきませんでしたから！
どこのどいつが気付くねん！

んで、金融危機とのからみを知ると『へぇ～、面白いねぇ』くらいにはなるんだけど、それでも『別に見たくねぇ！』って気持ちになる作品です！
作品自体が犯罪アクションとして面白くて、さらに実はアメリカ政府の経済危機への対応を風刺した作品ならば面白いし、とても評価できるでしょう！
僕みたいな映画がちょっと好きな一般人には、ただの『意味が分からん映画』です！

(ただ、僕の中のBest映画の一つである『グッド・フェローズ』の主演、レイ・リオッタが『ジャッキー・コーガン』に出演してて嬉しかったです！あいかわらずの演技力でしたし、マヌケな役でウケました！)

(↑『グッド・フェローズ』は超最高！[みんな:67])

そういうわけで、ブラピのカッコ良さ、スカッとする犯罪アクションを期待している観客からしたら、その期待を大きく裏切ることになる作品なんです！
僕も裏切られたうちの1人です！
だいたい、こういう分かりにくい作品を作んなよって話なんだよなぁ～！
分かりやすい痛快アクションが好きな人は名作の『レオン』とか、『ヒート』を見ましょう！

そんじゃあ、また次回お会いしましょう！
さらば～！
おしまい。



あいふぉんからの投稿