『セブン』(100点)③かんそ〜。Part2 | 阿部将一のブログ

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コメントとか意見もらえるとありがたいです!

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『かんそ~、まだ続くのかよ!(泣)』

うん、まだ続きます![みんな:59]
アンドリュー・ケビン・ウォーカーが、ニューヨークでタワレコの店長として働いていた期間に書き下ろした脚本[みんな:01]
『ニューヨークでの生活は嫌だったけど、もしその生活がなければ『セブン』は生まれなかっただろう。』
そんな風に語るほど、アンドリューはニューヨークという都市でのモラルのない、欲望に満ちた、腐りきった人間関係が嫌だったみたいです![みんな:02]
そんな努力の結晶(?)となった完璧な脚本を、初監督作品『エイリアン3』で大失敗したデヴィッド・フィンチャーが、監督第2作品目として作り上げました![みんな:03]
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デヴィッド・フィンチャー監督『ドラゴン・タトゥー、どうだった?』


ビデオ制作会社を作り、マドンナ、エアロスミス、ローリング・ストーンズなどのミュージックビデオや、数多くのCMを作っていたフィンチャーは、『エイリアン3』で初めて映画監督を務めます[みんな:04]
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(エイリアンがすっごく近い『エイリアン3』)


しかし、『エイリアン3』は『ミセス・エイリアン』である主演シガニー・ウィーバーなどの出演者たちともめて、製作段階で問題が続出![みんな:05]
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シガニー・ウィーバーに『デヴィッド・フィンチャーこそ、エイリアンよ!』と、ほんとに言われました!


さらに『エイリアン3』は、当時の最高製作費で作られたのにも関わらず、重苦しいストーリーだったので商業的にもダメだったらしく、失敗に終わります[みんな:06]
(その後、2005年に未公開シーンを追加して公開された『エイリアン3完全版』で評価は良くなりましたが。)
初監督作品でボッコボコ状態にされたフィンチャーは、
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『新たに映画を撮るくらいなら、大腸癌で死んだ方がマシだ』(悲)


と言って、映画界からいったん離れます![みんな:07]
しかし、アンドリュー・ケビン・ウォーカーがニューヨークで苦しみながら書いた脚本を気に入ったフィンチャーは、再びメガホンをとることに決めたのです![みんな:08]
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『また映画、撮ってみるわ~![みんな:09]


そんなわけで、結果的に『セブン』は商業的にも作品的にも大成功し、フィンチャーはヒットメーカーの1人として知られるようになりました![みんな:10]
大都市の生活で苦しんだアンドリュー・ケビン・ウォーカーと、映画界のバッシングに苦しんだフィンチャー監督[みんな:11][みんな:12]
その苦しんだ2人の渾身の力作なんですねぁ~![みんな:13]
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フィンチャー監督は、『銀残し』と呼ばれる現像手法を使い、コントラストが強く、暗く重々しい映像・雰囲気を作り上げ、それは『セブン』を最高作品にする大きな要素となります![みんな:14]
そのあまりにもカッコいい『銀残し』という手法は、1960年の日本映画『おとうと』(市川崑監督作品)で、初めて使われ、そしてこの『セブン』で有名となり、『プライベート・ライアン』『ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer』(日本映画)『マイノリティ・リポート』などで使用されています![みんな:15]
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(銀残しを使った写真。明らかにコントラストが強く、重々しい感じが出てます!な[みんな:16])


んで、『セブン』のすごいところを挙げればキリがないんだけど、カッコいいオープニングも有名ですね![みんな:17]

『セブン』オープニング↓



連続殺人の犯人が、なんかの作業をしている怖い感じが出ている、『セブン』らしいオープニングです![みんな:18]
このオープニングを作ったのはカイル
・クーパーという人です[みんな:19]
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(斬新的な仕事をしたカイル・クーパー)


独特な筆記体の文字が震える動きをするクレジットはその後いろんな方面でパクられます![みんな:20]
カイルは他にも『ミッション・インポッシブル』のオープニングや、

『スパイダーマン』のオープニング



を作っています![みんな:21]
映画のテーマ・雰囲気に合わせて、記憶に残る印象的なオープニングを作り上げるクーパーは、出演者やスタッフが表記されるオープニング・クレジットをアートととして表現しています![みんな:22]
このちょっとしたシーンであるオープニング・クレジットで、表現者として活躍するスゴい人なのです![みんな:23]
そして、そのちょっとしたシーンでもこだわっている『セブン』は、微塵の隙もない、素晴らしい作品なのです![みんな:24]

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(やたらと豪雨なシーンが多く、生々しく重々しい雰囲気の作品です!)


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(そして、彼らのことを語らなければならないね![みんな:25])


脚本最高、映像最高、アイデア最高な作品『セブン』を締めるのは、主演の2人、新米刑事ミルズを演じたブラット・ピットと、ベテラン刑事サマセットを演じたモーガン・フリーマンです![みんな:26][みんな:27]
まずはブラピ[みんな:28]
新人として新しい環境にやってきた、血気盛んなミルズ[みんな:29]
彼には美しい妻がいて、希望に満ちています![みんな:30]
彼にとっての大都市は、希望に満ちた『楽園』だったのです![みんな:31]
でも、ラストでミルズはその『楽園』から『追放』されます![みんな:60]
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(『楽園追放』ミケランジェロ)


キリスト教の聖典『創世記』に『失楽園』という話があります[みんな:33]
神様に食べてはいけないと禁止された『善悪の知識の実』を食べてしまったアダムとイブが、地上の楽園と呼ばれる『エデンの園』から追放される話です[みんな:34]
『善悪の知恵の実』を食べると、知恵がつき、悪いことが何かということを理解することができます[みんな:35]
『セブン』でのミルズもラストで知恵の実を食べることになります[みんな:36]
犯人を殺すことが善なのか、それとも悪なのか?[みんな:37]
いろいろと考えさせられますねぇ~![みんな:39]
あなたにはミルズの判断が、善と悪、どちらに見えましたか?[みんな:40]
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ブラピ『俺の、俺の演技の話が無い、、、、。[みんな:41]


そんな若さいっぱいで、ガンガン突き進むタイプのミルズは、とても『無知』な人間として描かれています![みんな:42]
(だって、まだ『知恵の実』を食べていないからね!)
そのフレッシュな人間ミルズを魅力たっぷりに演じているのがブラット・ピットでした![みんな:43]
考えることが苦手なミルズという人間を完璧に演じ、特にラストの苦悩ぶりは最高です![みんな:44]
ラストのブラピの演技だけでも、『セブン』を見る価値はありますね![みんな:45]
最高でしたよ、ブラピ![みんな:46]
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モーガン『わしも褒めてほしい!』


無知なミルズとは対象的に、図書館に通い、よく考えながら、犯人に迫る刑事がサマセットです![みんな:47]
そういう『ベテラン』系の役がハマるのがモーガン・フリーマンという男[みんな:48]
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(名作『ショーシャンクの空に』では、主人公の助けるベテラン受刑者[みんな:49])
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(『ミリオンダラー・ベイビー』でも、主人公をサポートすふベテラン雑用係[みんな:50])


そんな、落ち着いた雰囲気のベテラン系の役がすっぽりとハマるベテラン俳優モーガンは、『セブン』でもその『ベテランぶり』を最大限に発揮しています![みんな:51]
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(ベテランぶり[みんな:52])


サマセットは、腐りきった都市での生活に嫌気がさしたという、脚本を担当したアンドリュー・ケビン・ウォーカーと同じ心境の持ち主です![みんな:53]
そんな重要な役柄をさりげなく自然に演じているモーガン・フリーマンでした[みんな:54]
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若くて無知なミルズと、豊富な知恵と経験を身につけているサマセット[みんな:55][みんな:56]
お互いを埋めあっている名コンビを作り上げた脚本も素晴らしいし、その作り上げられた役を完璧に演じきった2人の俳優の演技も素晴らしかったです![みんな:57]
もう、完璧ッス![みんな:58][みんな:59]
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(ちなみに、この名コンビは、日本ドラマ『踊る大捜査線』シリーズの刑事コンビ、青島とワクさんの参考にもなりました!)
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グウィネス・パルトロー『次は私についてなんだけど、それは④かんそ~Part3でねぇ~!』


(④かんそ~Part3に続きます!)



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