おはようございます、beataです。
少しずつ、
風の中に初夏の匂いを感じる季節になりましたね。
皆様の会社では、
今日も健やかな時間が流れているでしょうか。
さて、今日は少しだけ、
『売上』というものの不思議な性質について、
一緒に深めていけたらと思います。
実は、とても簡単に売上をアップさせる方法があるのです 。
それは、10,000円で仕入れた商品を、 あえて7,000円で売るという方法です 。
そうすれば、いとも簡単に売上は7,000円アップします 。
何をバカなことを、と思われたかもしれませんね 。
もちろん、これは極端な冗談なのですが、 私たちの日常でも、これに似たことが静かに起きていないでしょうか 。
たとえば、4,000円で仕入れたものを7,000円で売るために、 広告費を6,000円かけてしまったり 。
あるいは、3,000円で仕入れたものを7,000円で売るために、 管理費として7,000円を使ってしまったり 。
結果としては同じ3,000円のマイナスなのに、 原因が複雑になるほど、その本質には気づきにくくなってしまいます 。
とくに、設備投資などの初期費用が多い業種では、 最初から売上が大きく立つため、 なんだか儲かっているような錯覚に陥りやすいものです 。
銀行からの融資も受けやすく、 事業の規模(スケール)を簡単に大きくできてしまいます 。
けれど、もしその内側が『マイナスの仕組み』のままだったら、 規模が大きくなるにつれて、どうなってしまうでしょうか 。
ただ、息をするのが苦しくなっていくだけなのです 。
借り入れという『レバレッジ』をかけて売上を大きくした結果、 損失も同じように大きく膨らんでしまうと、 そこから立ち直るのには、途方もない時間がかかってしまいます 。
売上を上げることは、たしかに大切なのですが、 まずはその『中身』を静かに見つめ直すことが、 何よりも優先されるべきではないでしょうか 。
ビジネスの世界では、 多店舗を展開している現金商売系のオーナーが、 大金持ちだというイメージを持たれがちです 。
しかしその実体は、新しい店舗が増え続けているから、 お金が巡っているように見えているだけで、 実は利益が出ていない会社も少なくないのです 。
数字の大きさや、外側から見える華やかさは、
時として、一番大切なものを見えなくするヴェールになります。
だからこそ、まずは融資に頼らず、 自分たちの手の届く範囲で、確かな仕組みを作ることが大切です 。
売上から仕入れなどを引いた『粗利』をしっかりと改善し、 まずは小さく試してみること 。
その小さな仕組みが、きちんと機能すると分かってから、 初めて融資をお願いしてレバレッジをかけていかないと、 後ですごく苦労することになってしまいます 。
あなたの会社は今、 本当にお金が残る、健やかな状態になっているでしょうか 。
今日少しだけ、静かな時間をとって、
会社の数字の向こう側にある『実体』に、
そっと触れてみてください。
問題だと思っていたことは、視点を変え、
中身を整えることで、自然と消えていくものなのです。
確かな土台の上に咲く花だけが、
季節を越えて、美しく咲き続けます。