週に一度くらい。
ヒィが働く、すすきののパブBに、
職場の同僚達を引き連れて来てくれるお客さんがいた。
リョウちゃんといって、ヒィと同じ年齢の男。
キレ長の目をして、
見た目はちょっとキツそうな感じだったが、
話してみると、とても優しくてイイ男だった。
ある日、リョウちゃん達の席に着き、
朝まで飲み続けて閉店後、
リョウちゃんと肩を組んで一緒にビルを出る。
酔いの回った目に朝日がキラキラと眩しい。
「ヒィはナオのこと好きなんだろ?」
「え・・・あ、あぁ・・・」
ヒィは答えにならないような返事をしたが、
リョウちゃんとナオちゃんが、
店で喋ったりしているのを見たことがないのに、
何故ナオちゃんのことを?
そして何故ナオと呼び捨てにしているんだろう?
と気になった。
「俺、ナオと長い間付き合っていたんだ」
リョウちゃんは、
ナオちゃんの前彼ハマーよりもずっと前に、
高校生の頃から付き合っていたらしい。
「そっか・・・」
「でも今はもう全然関係無いから。
ヒィがナオのこと好きなら邪魔しない、応援するよ」
リョウちゃんはそう言ってくれたが、
ヒィの気持ちは重く重くなっていった・・・
このお話は実体験をベースに創作したフィクションです。
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