薄暗い。
ん?・・・
今は朝?夜?
少しの間わからなかった。
「あっ!」
ヒィは飛び起きた。
そうだ。
昨日の営業が終わってからマスターや先輩達と飲みに行き、
昼頃帰って来て倒れこむように寝たんだった。
急いで近所の銭湯に行き、
風呂に入って目を覚ます。
髪も乾かさずに店へと走った。
6時半頃に店に到着すると、
キクさんはもう来ていた。
「おはよーございます」
「おはよー、大丈夫?(笑)」
「ぁぅぅ、なんとか(笑)」
こうして1989年の4月がスタートした。
土曜の夜、
10時をまわるといつもの常連さんも、
パブBに顔を出し始める。
そしてナオちゃんもカウンターの席に着いた。
ナオちゃんを見るとヒィの心は弾んだ。
マスターには、
営業中とにかく喋り続けろと何度も言われた。
懸命に動き、喋り、飲み、
疲れと酔いがピークに達した午前3時。
ランジェリーパブのホステス、トモヨが、
ロックグラスにタンカレーのジンをなみなみと注ぎ、
「これを一気に飲んだらアンタにビール出してあげるわよ」
とヒィに言い放った・・・
このお話は実体験をベースに創作したフィクションです。
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