「アッ」
キラっと銀色が動いた。
コメカミの辺りが冷やりとした後、
カッと熱くなった。
少し切られたみたいだ。
深夜の中島公園、仕事帰り。
近道なのは、わかっていたが、いつもは通らない道だ。
少し後悔した。
相手は男2人、金を要求している。
ポケットの財布には5万円ほど、
必死で働いて稼いだ金だ。
明日の支払いもある。奪われるわけにはいかない。
覚悟を決めた。
ナイフを持ってるのは右の男。
左からいくことにした。
右から攻められても、利き手側ならなんとかなる。
少し間合いを計ってから、左の男に蹴り。
ヒュッ。
空振りした。
右の男が突っ込んできた。
「あっ」
右の男が声をあげた。
偶然にも、BEATが必死で出した手の指先が、
男の両目を突いたようだ。
ナイフを奪って、凍った池に放った。
(゚Д゚)ハッ<
しまった!そのまま持ってりゃよかった。
( ´Д`)ァゥァゥ・・・
目を突かれて動けない男を蹴り倒して、もう一人と向き合う。
地面は雪が踏み固められて凍っている。
もみあえば、必ず転ぶ。
転んだ時に、上になるほうに懸けた。
思い切りぶつかる、滑る、柔道の内股のように、
右足で、相手の左足を跳ね上げる。
ヤッタ!上だ。
男の右腕を取り、思い切り反らす。
ボクッ!
嫌な音と感触。
肩が抜けたようだ。
戦意を失って呻く男を蹴りつける。
もう一人は、いつのまにか逃げたようだ。
男の首を踏みつけ、動けないようにして、
知り合いの警察官に直接携帯で電話する。
「中島公園で強盗、豊平館のすぐ横。」
その後は、なにを言ったか覚えていない。
ずいぶん長い時間待ったような気がする。
警察官が10人ほど走って来た・・・
事情聴取が済み、警察署の外に出る。
朝日が白過ぎる雪に反射して眩しい。
目を細める。
7時だ。
今日も昼からラーメン屋で仕事が入っている。
「寝る時間は無いな・・・」
時間が無ければ、眠らなければいい、それだけだ。
「洗濯でもして時間をつぶそう♪」
またBEATの長い一日が始まる。
以上、全てフィクションでお送りしました。
全部うそです
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