中学3年生の時だ。
ほとんどの人がそうであるように、初めて受験という
ものを経験した。
志望校は県下でも人気校。倍率も高い。そして私の
学力は低い。。。
最終の模試では合格確率が50%だった。
周囲はさすがにやめておけという声が多く、学校の先生も
塾の先生も周囲の友人も、志望校をワンランク下げるように
アドバイスしてくれた。
しかし、私はといえば私立も受かっていたことだし、そもそも
高校なんてどこでも一緒と思っていたので、玉砕覚悟で受験
することを決意していた。
・・・なにより、その高校にはプールがなかったし。。。
私がその高校を受けると決めた時、周囲はよほど心配してく
れたのだろう、お守りの数が格段に増えた。
周囲の心配を冷静に受け止め、私も日に日に不安になった。
・・・合格してたの男子校だし。。。
試験は無事終了、とりあえず、解答欄を全て埋めることだけに
注力した。
そして帰宅後、合格発表の日まで受験票を神棚におき、毎日
祈った。
今から考えてみると、神頼みは試験前にすることのような気が
するが、当時の私はそんなことすら判らなかったらしく、
試験終了後、採点を待つ段階になって必死になってお祈りした。
神様もさぞお困りになっただろう。
・・・済んだことは気にしない。
合格発表の朝、神棚から受験票をとろうと手を伸ばすと、ない。
置いたはずの受験票がない。
焦って周囲を探し回ると、テーブルの下に滑り込んでいた。
神棚から「落ちて」いたことにさすがにショックを受けた。
まるで何かを暗示しているようだった。
悪いことはさらに続き、電車を2本乗り遅れ、さらに電車の中で
ズボンのとあるファスナーが全開なのに気付いた。
・・・
結果は合格だった。
神棚から落ちたが、机のしたに「滑り込んだ」のが
よかったのか。。。
おかげで3年間男子校に行かなくてよかった。
・・・男子校にいっても思い出はかわらなかったが。。。
来週末は実家に帰る。
受験票を持っていって、もう一度お祈りしてみようかとも思ったが
今回は確率が50%もないので、やめておく。
ただ、
「当日、受験票を忘れませんように」
とだけ、お祈りしてこようかな。。。