前回からの続きで、
「内藤コレクション・写本展」
の続きです📙
第四章「ミサのための写本」
「ボーヴェのミサ典礼書」
「ミサ典礼書」
描かれているのは、
その出で立ちから、
フランチェスコ修道会の
修道士かな?
「ミサ聖歌集 断片」
断片でこのサイズ、
ということはかなり
大きな聖歌集だったんでしょうね
こちらの聖歌集は、
黒いマントの修道士が、
ということは
聖ドミニコ会かな?
こちらもかなり大きな聖歌集。
教会で、
複数の人で見れる
サイズに作られたようです。
イニシャル「A」の中に、
上段に神、
下段には、
キリストを掲げる
聖フランチェスコ。
画面の下部には、
親子の鳥の姿が。
鳥と会話ができたという
フランチェスコの逸話から
描かれたのかな??
「聖歌集」
「朗読集」
2本の棒に、
アカンサス、カーネーション、
ダリアなどの植物、
蛇などが絡まっています。
下に描かれた
女性の顔をした鳥は、
怪物ハルピュイア🐤
「ミサ典礼書」
「ミサ典礼書」
「ミサ典礼書」
「聖歌集」
第五章「その他の写本」
聖務日課表でも、
ミサ典礼書でもない用途で
制作された写本。
様々な儀式で
朗読されるテキストや祈祷文など。
↓「司教定式書」2葉です。
第六章「時祷書」
日に8回行われた
私的な礼拝に使われた写本📙
写本の中で最も多く制作され、
「中世のベストセラー」
と呼ばれるそうで。
内藤コレクションの中でも、
一番数が多いそうです。
美しいイラストの
時祷書が並びます✨
「黄金伝説」で語られた、
ヨハネが
盃から「毒」の象徴である
蛇と竜を出す場面。
だまし絵風に描かれた天使✨
ここからは、
「印刷」の写本です。
15〜16世紀に取り入れられた
印刷技術を用いた写本。
そう言われて見ると、
印刷に見えますが、
言われないと分からない
十分美しいです
第7章「暦」
第八章「教会法令集・宣誓の書」
「グラティアヌスの教会法令集」
「宣誓の書」
最終章
第九章「世俗写本」
キリスト教に関係ない用途で
制作された写本📙
描かれた4人の女性は
「四枢要徳」の擬人像。
最後は、
「ガブリエル・デ・ケーロの
貴族身分証明書」
現在でいうところの
戸籍謄本みたいなもの?!
豪華すぎです✨
多分、「写本」というものを
最初に見たのは、
映画「薔薇の名前」に出てくる
中世の修道院の中の図書館の場面📙
その後、
展覧会などで複製品を
見たことはありましたが、
オリジナルのものを、
こんなにもたくさん見るのは初めて
間近で見る写本は、
想像以上に
緻密、繊細、で豪華✨
そして案外とユーモアのセンスも。
まさに、
小さな羊皮紙の中の
優雅な宇宙💫
気の遠くなるような
細かい作業に、
当時の修道士さんたちの
厚い信仰心を感じました
パウンドケーキなど、
ミュージアムグッズも
洗練されています
クリアファイルが、
アクリル(プラスチック)でなく、
厚紙製なのも素敵
勿体なくて、
使わなさそうです