羽田から、上野へおねがい音符


東京都美術館で開催中の
「デ・キリコ展示」を鑑賞乙女のトキメキ

ダリなどで有名な
「シュルレアリスム」
より前の時代に、

「形而上絵画」というジャンルを
確立したジョルジュ・デ・キリコ🖼

形而→目に見える形あるもの
上 →を超えた、

概念みたいな?
ちょっと不思議で難解な世界です爆笑

どこまで理解できるか??
分かりませんが、

特に評価が高いという
初期の作品から、

新しいものまで、
(長命だったので、
1970年代の作品も)

キリコの作品が一堂に会する
貴重な機会、逃すのは勿体ない!
という訳で見てきましたおねがい音符

会場内は、
キリコの作品のような
ビビッドなカラーの壁紙、

イタリア広場シリーズ
に描かれているような、
丸い(カマボコ型?)くりぬきのある
壁の形の仕切りなど、

作品の中に
迷いこんだような雰囲気乙女のトキメキ

展示は、
初期(1910〜20年代)に
描かれた自画像からスタート。
厚塗りで重厚感漂う作品は、
インパクト大。

その後、
「形而上学絵画」の代名詞
ともいえる、
「イタリア広場」や「塔」、
「彫像」など。

お気に入りのモチーフを
描いた作品が。

風景画といえば風景画、
静物画といえば静物画なのですが、

なんとなく漂う空虚感。

描かれているものは
風景や静物ではないようなキョロキョロ

ベックリンの絵画や、
ニーチェの思想に強い影響を
受けたというキリコ、
哲学的な概念を表現したかったのかな?

この後、
これまたキリコの代名詞ともいえる
「マネキン」のモチーフが
描かれた作品が。

形は人間なのに、
顔がなく、
人物が特定できないので、
難解な気持ちにさせられます爆笑

前衛的な作品のあと、
意外や意外、
古典回帰して、
急にルネサンスやら印象派やら、
正統派な雰囲気の絵画が登場。

これは、
第一次世界大戦が
大きく影響しているそうで、

ピカソと同じく、
戦争という混乱のあと、
「秩序」を求める
心理状態になったかららしいです。

ん〜、
こんなに大きく作風が変わるのも、
90年という
長い人生を生きることが
できたからですかね〜照れ

彫刻や舞台美術、

晩年は、
ポップな現代アート風な作品もあり、
飽きることなく
楽しめる展示となっていましたおねがい

最初は
「何?これ?難しい!」
な感想だったのが、

会場を後にする頃には、

「普通の景色が普通すぎて
若干つまらない(笑)!
どうして砂漠の中に
ソファやクローゼットがないのよ!」

みたいな気持ちに(笑)

すっかり
キリコの世界に 
魅力されていたのでした爆笑音符



撮影スポット乙女のトキメキ




↑「オデュッセウスの帰還」

ギリシャで生まれて、
故郷イタリアに帰る自らの姿を
オデュッセウスに見たてた作品、
可愛くて好きでした。






楽しかった〜飛び出すハート