6月大歌舞伎が開催中の
博多座へお出かけ
この日は、
夜の部の演目、
「東海道四谷怪談」を観劇しました
松也さん演じる「伊右衛門」
このポスターのビジュ、
最高ですね~
休憩挟んで、
4時間以上の長丁場です
四谷怪談、といえば、
夏の風物詩🎐、
目が腫れあがった
お岩さんの「うらめしや~」👻
をすぐに思い浮かべますが、
そういえば、
詳しいストーリーは
知らないような
まずは「序幕」で、
お岩さんとその家族、
夫の伊右衛門の
人となりが披露されます。
お岩さん、お袖の姉妹は
謙虚で慎ましい性格。
対して夫の伊右衛門は、
色男なんですが、
かなり性格に難あり💢
ま〜、
松也さんの色気が半端なく、
その見目麗しいお姿に
目は釘付けになっちゃいましたが
で、✨キラキラオーラ✨の
右近さんは、
憂いを秘めた女形ですから、
いつもの右近さんとは全く違う!
ここはさすがの演技力で、
また、今回は
女形、立ち役、合わせて
3役を演じるという活躍ぶり
凄いな〜
序幕あとの休憩時間に、
「老松」のお弁当いただきました🍱🥢
美味しかった
これも
博多座観劇の楽しみの一つです
さてさて、
次の「第2幕」では、
ストーリーがかなり進みます。
毒を盛られたお岩さんが、
いわゆる
「お岩さん👻」になっていきます。
全ストーリーを通して、
なんだか可愛そうな女性で
いたたまれない気持ちに
自分の顔が
変わってしまったことに
気付いたお岩さん、
元結をほどき、
「恨み」の情念いっぱいに
母親の形見である
べっ甲の櫛で
ゆっくりゆっくり髪をといて
下ろしていく姿、こ、怖い
(髪、抜け落ちてるし)
このシーン、
右近さん、迫真の演技です。
「お岩さんスタイル」が、
出来上がった時には、
会場から大きな拍手が
その後、
柱に刺さった刀にぶつかり、
不本意に
命まで落としてしまうお岩さん
かわいそうすぎる(泣)
一方、クズ男の伊右衛門は、
逆玉を狙って
「お梅」
(莟玉君、かわいい)
との縁談に浮かれてやがります
「序幕」「第二幕」は、
特に派手な仕掛けなどなく、
人間の「業」や「情」を
「じっくりと見る👀」
という感じでしたが、
「第3幕〜大詰」は、
一気に華やかな舞台に✨
ここから、
お岩さんの
「復讐劇」本番です!
(当たり前だ〜、やったれ〜!)
怪談につきものの、
「戸板返し」や、
暗闇の「だんまり」、
火の玉から現れるお岩さんが
ヒュ〜っと宙を移動したり
(ワイヤーアクション)、と、
みどころ満載
そして最後は、
右近さん演じる与茂七と、
伊右衛門の一騎打ち
花道から、
お二人のカッコいい立ち回り✨
舞台へ移動して、
更にかっこよく殺陣のシーンが
続きます✨
真っ白な❄雪景色❄を背景に、
白い姿(善)の与茂七と、
黒い姿(悪)の伊右衛門が、
ときに見栄を切りながら
刀を振りかざしながら戦います✨
決着が着いたあと、
大量の紙吹雪✨☃☃☃✨
これぞ、まさに歌舞伎の
「様式美」なのかしら
会場からは
割れんばかりの拍手が〜
一年振りの歌舞伎鑑賞、
感動しました〜