佐賀県立美術館で

開催中の、




「ヨーロッパ絵画・美の400年」

展へ行ってきましたカラーパレット



https://ameblo.jp/bearintheattick/entry-12624871480.html


実は、同じ展覧会を

2020年に大分のOPAMで

見ているのですが、

今回は母のお供で音符


佐賀の展示では

一部撮影🆗なものも

ありましたので、

そちらについての

投稿となりますおねがい




展示最初のスペースに

現れるのは、

ポスターにもなっている、

ダヴィドの工房による、

「サンベルナール峠を越える

ボナパルト」

第二次イタリア遠征の

一場面を描いた、

力強く荘厳な作品✨


ヨーロッパの歴史を語る上で、

外すことのできない

存在ですが‥、


ん〜。

かっこよすぎ、出来すぎ!


乗っていたのは、

実は白馬ではなく、

ラバだった?というのは

有名なエピソードですが爆笑


ここまで

脚色してしまうなんて、

ほんとに

自分大好きだったんだろうな〜

と、その野心家ぶりが

うかがい知れる作品ですね。



ヴァンダイク

「ベッドフォード伯爵夫人

アン・カーの肖像」


陶器の様に美しいと肌、

赤みがさした頬や、

血管が浮き出た首すじ、

豪華なドレスに

パールのアクセサリー✨

貴族の特徴が全て

収まっているような一枚照れ


故郷ベルギーでは、

「画家の王」であった

ルーベンスと同じ時代に

活動していたため、

なかなか活躍できず

(そりゃそうだ‥)

イギリスに渡り🇬🇧

成功を収めたヴァンダイク✨

(良かった!)


本人も、

上流階級の人物のように美しく

高貴なたたずまいだったので、

イギリスでは

貴族たちに気に入られて、

たくさんのVIPの肖像画を描き、

英国における肖像画の

スタイルの基本を作ったそうです✨

(イギリスに渡って、

ほんとに良かった!)


ブーグロー

「漁師の娘」


カバネルと共に、

八頭身、真っ白な肌、

アカデミーお気に入りの

理想化された人物像を

多く描いた画家の作品。


黒っぽい背景は、

白く美しい肌を

引き立たせるためかな?


タイトルの割に

ちょっとお上品すぎない?

と思わないでもないのですが、

ブーグローにしては

これがいっぱいいっぱい

だったのでしょう照れ


カナレット

「ヴェネチア・サンマルコ広場」


どこでもドアがあったなら‥🚪、

私が今一番行きたい場所ですおねがい


300年近く前の

風景ですが、

今でも大枠の景色は

変わっていなさそう照れ


18世期、

イギリスの良家の子女たちが、

見聞を広げるために

豪華な修学旅行の様に

イタリアにやって来た際🇮🇹

(グランドツアー)、

お土産として購入したのが、

こういった風景画だそうで。


今のポストカードみたいですね✉️


という訳で、

写真の様に精巧に

描かれていますカラーパレット


建物部分だけ近寄って

見ていると、

写真に見えてきます。


たくさん描かれている

広場にいる人物像も、

衣装の細部や

日の当たり方による印影など、

こんなに小さいのに

よく描けるな〜!!と

感動してしまいますおねがい


コルネリス・ファン・スペンドンク

「花と果物のある静物」


元々は、

人物の背景に「オマケ」的に

描かれていた、

植物や果物がドーンと主役にガーベラ


オランダ絵画らしい静物画カラーパレット


それにしても精巧に

描かれていますねおねがい赤薔薇



ルノアール

「赤い服の女」


幸せが額の外まで溢れ出そうな、

ひたすら「豊か」な女性像です✨


マグリット

「観念」

リンゴと、人体。

一見、

何の関わりもなさそうに

見えるものが

同じ画面に描かれている、

これを、

「デペイズマン」というそうで、

(そういう意味だったのですね)

シュルレアリズムの典型的な

表現だそうで。


現実の向こうにある、

超現実の世界を見せてくれる‥、

ん〜、ちょっと難しいです爆笑


シダネル

「森の小憩、ジェルブロワ」


この作品、

近寄って見ると

何が描かれているか

よく分からないのです。


が、離れた場所から見ると、

森の中での穏やかな

ピクニックのシーンが

浮かび上がりますおねがい


人物は描かれていないのに、

木にかけられた帽子や、

倒れたワインの瓶から、

人物像が見えてくる‥。


透明な空気や、

オレンジ色の

柔らかい木漏れ日が、

この上なく美しいです✨霧


モネ「睡蓮」


晩年、

ジヴェルニーの庭に

日本庭園を造り、

そこに浮かべた睡蓮を

描き方続けたモネですが、

こちらも、

15点の連作のうちの一枚だそうです。


他の作品に比べて、

とても軽快に描かれた

明るい睡蓮。


ズームして

切り取ったような構図は、

日本の浮世絵の影響を

受けているそうです照れ


印象派の画家たちの作品の中で、

たびたび登場するジャポニズム🇯🇵


名だたる巨匠たちに

日本の文化が影響を与えた、

って、なんだか嬉しいですよねウインク



会場出口には、


ジョセフィーヌになり切って、

ナポレオンから

戴冠してもらえるスポットも(笑)


手を合わせて、

ひざまずかねば‥爆笑まじかるクラウン



番外編で、

こちらは購入したポストカードハート


ルブランが描いた

ルイ16世の妹、エリザベート。


歴史の主役ではないため、

あまり見聞きする事はない

女性なのですが、


兄夫婦を慕い、

革命が起こった際も

ルイとアントワネットに寄り添い

(他の兄弟は逃亡した中で‥)

最期も断頭台に笑い泣き


↑一見、

ポリニャック夫人かと

思いましたがハット

これは、

この肖像画を描いた

画家のルブランの趣味で

華やかな衣装の姿で

描かれたからだそうでドレス


実際のエリザベートは、

質素で穏やかで敬虔、

天使のような女性だったそう✨


夫婦の子供たちも

彼女を慕い、


アントワネットが

最後に書いた手紙は、

夫でもなく、フェルゼンでもなく、

エリザベート宛てだった、

とも言われているそうですメール


遠目に見るとポリニャック夫人に

見えていた肖像画ですが、

(彼女は狡猾そうな美女唇


近寄って、

エリザベートだと

分かってマジマジと見ていると、


穏やかで純粋な佇まい、

慈しみを含んだ大きな瞳に

心を奪われてしまいましたハート


2度目の展覧会でしたが、

1度目とは違った発見があって、

予想以上に楽しめましたウインク音符