【暗黒卿クニと魔王の城】#11 亡国の王(その1) | Gangbear Official Blog

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「逃げ出す機会を自ら逃すとは……愚かな」クニがか細い声でつぶやくと衛兵が殴りかかってきた。

地下1階の衛兵を全滅させたクニは使用人口を見つけ、そこから馬屋へと行き、軍馬を奪い、西にある海兵城を目指した。

2人の衛兵が追ってきたが、一人はタマ・リバーで落水した。

「10人殺しの大罪人め!」もう一人はホースマンズ・メイス片手に突っ込んできたが、クニはかわした。

「ここは京外、やりたい放題やらせてもらうぞ!」クニが漆黒のロングソードを抜いてメイスと馬身の間を突く。多少の傷を与えたようだ

「メサイア神を裏切った者を京外に出すわけにはいかん!」踵を返して追手がメイスを振りかざして突っ込んでくる。クニは冷静に回避する。

「俺を見逃してくれたら生きて返してやる」クニが漆黒の剣を振りかざす。

「妥協はせん。教会に戻って処刑されるか、ここで死ぬかお前の選択肢はない」追手が言った。

「なら、貴様も死ぬしかないな」クニが黒い剣で追手を斬る。かなりの負傷を与えたはずだ。

「ぬわあああっ!」追手が危うくメイスを落とすところだった。

「ぐわあああっ」クニに止めを刺され、追手は息絶えた。

クニはリバー・クリフの街で宿屋を見つけると今まで殺した者たちから巻き上げた小遣い金で一泊することにした。

宿屋の「カラスの巣」亭で寝酒を飲もうと思ったクニは元フロンタの大公、ナオキソマ・ベゴビッチと名乗る黒ローブの魔術師に出会った。(つづく)