モト戦記第112話 | Gangbear Official Blog

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第112話 玉座の上の惨事


モトが城に向かうと門番が立ちはだかった。


「道を開けろ。俺はお前たちを殺したくない」モトが言った。ジュリオ・レアルがJ2の呪いをもたらしたと言う噂は広まっていたので、城の兵士の士気は皆無になっていた。

脅しだけでモトは玉座までたどり着いた。


「1人で来たのか?お前はいつでも自身過剰だな。胸糞悪い」そこには明らかに最初に見たジュリオ・レアルとは違う人格がいた。
「貴様、ジュリオ・レアルではないな」モトが言った。
「そうとも。俺はブーヤンであり、ジュリオ・レアルでもある」男が言った。
「じゃあ、お前をなんと呼べばいい」モトが言った。
「顔のない男とでも呼んでくれ。俺は何百年もの間、J2の呪いをかけると言うサッカー教会の汚いが崇高なる使命に従事して来た。今年はお前らの番だと決まっていた」顔のない男が言った。


「お尻かじり虫、あれだけは何とかしてくれ」モトが言った。
「嫌だね。お尻かじり虫を恐れて、ワザヅミの住民の半数がマリノスタウンに行くまであの呪いは続ける。止めて欲しければ、俺を殺せ」顔のない男が言った。


「ではお言葉に甘えて」モトは長剣を抜き、男に斬りかかった。顔のない男は長剣でわき腹を斬られ、瀕死の重傷を負った。

「息絶えろ、アバタケタブラ!」顔のない男が呪文を唱えた。呪文がモトの目の前でか

き消された。


「どうやら、魔族の血が俺を護った様だな」モトが言った。モトは長剣を握りなおすと顔のない男の上からそれを振り下ろした。顔のない男は額を割られ、息絶えた。

「忘れるな。ペンは剣より弱い」モトが長剣を鞘に収めながら言った。

モトは城門の所で青いマントを捨てた。そして、家族との待ち合わせ場所に向かった。

その後、カウンティーで彼とその家族の姿を見た者はいなかった。(つづく)