第98話 三銃士
その頃アルディージャでは戦士のダイゴ・コクーと天空の神の聖堂騎士ハトチャン・ヴァン・ゼンデン、エルフのコータ・ヴァン・ボルケルマルスの3人に特命を与えた。それは失われた光のルーンの奪還だった。
3人には軍馬がと馬具が与えられ、リーダーのハトチャンには光のルーンを持ちかえるための暗黒の袋が貸与された。また、光のルーンを直視すると失明してしまうため、3人にはサングラスも支給された。光のルーンに直接触れると身体が光分解して、その存在が消え去ってしまうため、遮光手袋も支給された。
一行は暗闇の中で街道を逸れ、運悪く墓地に踏み込んでしまった。一行は墓地で無数の影に襲撃された。シャドーと呼ばれるこの怪物は、無念のうちに死んだ者の墓石の影から産まれると言われている。
「奴らは逃がしてくれへんね」ハトチャンが言った。ダイゴとハトチャンが2人がかりでシャドウを一体始末した。コータも一体に大ダメージを与えた。
シャドーは執拗なまでに攻撃をしてきたが、一行にその攻撃が命中することはなかった。ダイゴが先ほどコータが攻撃したシャドーを仕留めた。ハトチャンとコータはコンビネーションプレーでシャドーを一体仕留めた。
「何を守ろうとしているんだ?なぜこの墓石から動かない?」ダイゴが言った。ダイゴとハトチャンは息の合ったコンビぶりでシャドーを確実に仕留めている。コータも1体に致命傷を与えた。
さらにダイゴがコータが致命傷を与えたシャドーにとどめを刺し、ハトチャンとコータが一体を仕留めた。
ダイゴとハトチャンでシャドーを全滅させた3人は墓石を調べた。墓石の名義人はロバート・ヴァン・ファーベックになっていて、生前は豪商だったらしい。死んだのは数ヶ月前だ。
「隠し扉があるで」エルフのコータが言った。
「どの道正しい方法で遺体を清めなければシャドーは次から次へと生み出されるちうわけや。隠し扉を開けてみよ」ハトチャンが言った。(つづく)