第78話 破壊神降臨
モトが国道15号線を横浜に向かって車を走らせている丁度その時、横浜のSS本部が破壊神スサノオとなったマツと3人のシールズ隊員に襲撃されていた。元々頭脳系で戦闘を苦手とするSDとゲシュタポはスサノオに撲殺され、3人のシールズ隊員によって射殺された。
「防弾ジャケットとUMPを装備しろ」ヤツがY4のメンバーに防弾ジャケットとUMPサブマシンガンを次から次へと手渡した。仲間が装備している間に壁に耳をつけたヤツは階下の音を聞いた。
「防火扉が破壊されるまで15秒だ。タイミングを間違えずに敵を蜂の巣にしろ」ヤツが言った。
いよいよY4のいるフロアにも奴らが来た。防火扉がダンボールのようにスサノオの手で破壊される。サブマシンガンを構えたY4メンバーの手に汗がにじむ。
防火扉が破壊され、敵が侵入すると同時にネジはタケミカヅチの印を結んだ。電撃が敵を襲う。シールズが2人死んだ。
「くたばれ畜生!」ヤツは銃を連射した。シールズが一人気絶した。トモティンはスサノオのしぶとさから術で倒すのは困難と考え、サブマシンガンでスサノオを撃った。トモティンはスサノオを仕留めた。
「大丈夫か!」階下の屍を乗り越えて、モトがKP89を構えながらやって来た。
「楽勝っす」コースケが言った。コースケの足下には心臓を射抜かれたマツの上半身裸の遺体が転がっていた。どうやらスサノオはマツの肉体の死と同時に魔界に帰ったようだ。
「見てきた感じではSDとゲシュタポはかなりの損害をこうむったようだな。ここでダラダラしてないで階下の生存者を探せ」モトが言った。Y4はマサキとゴキューを含む全員で生存者を探した。すると9人の生存者を確保することが出来た。生存者にはタクオが回復魔法をかけ、負傷を癒した。
シールズのSS横浜本部攻撃は表沙汰にはならなかったが、海軍とSSの間に決定的な溝を作った。特に大損害を被ったSDはシールズの解散を要求した。シールズの存続を希望する海軍とSDとの対立は深まっていった。(つづく)
