閻魔大王様の髭
あの世の裁判官と言われている閻魔大王にはボウボウに生えた立派な髭がある。
誰が見たのか判らないが、昔から閻魔大王様には髭が生えている。
そして、赤鬼、青鬼にも髭が生えている。一説によると、赤鬼や青鬼は日本近海で難破した船の乗組員が何とか岸にたどり着いて暮らしていたところを日本人に見つかってしまい、その体格の大きさと表情の恐さから鬼として恐れられたと言われている。
日本の昔話に出てくる鬼や天狗に髭が生えているのも、外国から来た宣教師だったことが多いが、当時の宣教師はフランシスコ・ザビエルの様に皆一様に髭を生やしていた。
当時の欧米の男の身だしなみとして髭を生やすことは大人の男の美学として浸透していたようだ。
また、宗教学的にも神様や仏様に仕えるものとして世界共通で髭を生やしているのも『神のお告げを聴ける偉い人』=髭の長さに比例している。
比較的記憶に新しいものでは、オウム真理教の麻原被告が代表だった頃、長い髭を生やしていたのが記憶に新しい。
しかし、現代文明の日本社会に至っては一概に髭=宗教的と決め付けることは出来ない。
髭は自己主張のアイテムと化し、男のファッションの一部であり、セックスアピールの一つとしても認められるようになった。
不思議なのは、髭が流行るようになると同時期にスピリチュアルが流行し、霊的存在を信じる人が多くなっていると言うことである。
髭の流行が神秘的現象の証拠とは言いがたいが、髭を生やしている人はスピリチュアル的
感性が鋭いと言うのはデータとして現れていて面白い。
髭が不潔と言われる由縁
髭の役目として、顔に出来たニキビを隠す役目もあったらしい、![]()
ニキビの薬など無かった時代、若者は髭を生やすことによって、ニキビを隠し、劣等感を隠していたのである。
今の様に髭の手入れをするケア用品など無かった時代は、髭に細菌がつき、夏に繁殖する為、細菌学者の提言により髭を生やした若者がKiss
することを禁止していた。
その頃渡来商人から伝わった物語『アラビアンナイト』の中に「髭多きは性的魅力を威ぜしむ」とあり、当時の若者は結婚するまではKiss
もしなかったのだろう純粋さが伺えられる。
この頃から既に有髭紳士は社交場では、むさ苦しい!と批判を受けていたといえる。
それを回避するために、当時は医療用の消毒液を髭に塗っていたとも言われる。
今で言うシェーブローションの様な役目をしていたのである。
消毒液によって清潔感を出していたとは意外である。
髭大国沖縄♪
沖縄では、支那と呼ばれる以前から髭文化があり、古来、支那と言う国は、皇帝髭、帝王髭、貴族髭、学者髭、庶民髭と髭の識別がハッキリしていて、日本国と一線を引いて誰隔てなく髭を生やしていたらしい。
沖縄では、髭を生やしている人を尊び、「大人」と呼ぶくらいの髭の国だったらしく、髭を生やしていない男は、子供とみなされていた。
髭の文化という意味では、この頃の沖縄(支那)の人達が先進国といえる。
沖縄独特の気候と人と比べない海の様な心の広さが髭文化を生んだと言えよう。
今でも沖縄のおじぃなどは、仙人の様な髭を生やして居る人も多い。
また、沖縄から西の台湾や中国本土に行くに従って、髭保持者が多くなっているのには興味深い事実である。