[(恣意)阿武町「4630万円」誤送金の被害拡大は組戻し手順にも問題]2020.05.25
[恣意]
昨日の記者会見をみて、多額の金額がネットカジノ業者に流れた(プールされた)理由の一端は、金融機関の組戻し運用にも問題があることがわかった。
組戻し依頼を受けても現行は振込受取人の承諾がなければお金の流れを止められない。(警察、金融庁等からの依頼除く)
これでは昨今のオンライン環境ではほぼお金の流れを止められない。
今回はカジノ会社等プールされた金額が明確だったため返金されたが海外やもっと複雑で隠蔽を伴うマネーロンダリングだと返金されることはなかっただろう。
因みに今回の場合は明らかなマネーロンダリング行為である。
この記者会見での弁護士は「デビット決済」および「ネットカジノ」を理解していないと思われる。
「資産がない。」という嘘と「誤送金と知っていた。」とのことから私は非常に悪質な行為だと思っている。
これで刑事責任が軽くなったり逃れたりできるなら、例えば直接銀行のオンラインから不正に取得したお金をマネーロンダリングした場合でもお金が戻れば減刑されるという事になるのでは・・・。それで法の抑止効果が望めるのだろうか・・・?
また、当初私は振込んだ(役場の)人間との共犯で思った以上に誤送金の発覚が早かったため振込受取人が急いでお金を移したと思っていたが、今でもその疑念は消えない。
しかし今回の多額の金額が移動された原因の一端はやはり組戻しの手順に不備があるのは確かである。
組戻しが発生した時点で警察、金融庁(犯罪等)以外でも組戻し額を即座に退避する必要がある。
そうしていれば今回のような多額のお金の移動は防げたのでないだろうか。