昼休み前の社内。

同僚の🐰うさ美がそわそわしながら言った。


🐰「今日ちょっとスーパー寄いて帰ろうかな〜。特売の日だし…」


その瞬間。


ベア子の細い目が ピクッ と反応した。


(特売…レジ…ポイントカードチャンス…!)


うさ美🐰が買い物の話をすれば、

それはもはや ベア子🧸を召喚する呪文 である。


案の定、ベア子🧸はニコ〜ッと笑いながら近づいてきた。


🧸「うさ美ちゃん、今日買い物行くの?

 ちょっと気分転換に、私もついて行こうかなぁ〜♪」


そして目的地のスーパー。


うさ美が買うのは、

・食パン

・牛乳

・ヨーグルト

・りんご(特売)


という、ごく普通のもの。


しかしベア子は違う。


うさ美がカゴに商品を入れるたびに、

なぜか自分のポイントカードを握りしめて待機。


レジへ向かう直前、

ついにその瞬間が訪れた。


店員「ポイントカードお持ちですか〜?」


うさ美🐰「はい、あっ………」


スッ…

(※うさ美より早く出すベア子の手)


ベア子🧸「はいっ!持ってますぅぅぅ!」


うさ美🐰「えっ…わたしの買い物なんだけど…)」


店員(察した顔)


ピッ…ピッ…(全商品、ベア子のカードへ)


ベア子🧸

「ありがと〜うさ美ちゃん♡

 おかげであと200ポイントで500円券もらえる〜♪」


うさ美🐰

「(なんで私がお礼言われてるみたいになってるの…)」


そしてこの被害者は

うさ美だけではなかった。


・カニクリームコロッケの匂いにつられて惣菜を買ったクマ男くん🐻

・仕事帰りにコロコロコミックを買ういぬ男くん🐶

・晩ごはんの鍋の具材を買うねず子さん🐭


全員が ベア子のポイントに貢献 していたのである。


社内ではいつしかこう囁かれた。


「レジで“ポイントカードお持ちですか?”って聞かれた瞬間…

ベア子がどこからともなく現れる」