蔵がある方にはおわかりかと思いますが
蔵の中ってたくさんのものが入れられますよね。
普段生活に不必要なものだと、
今でこそ「断捨離」という言葉があるものの、
昔は捨てるのは惜しいので「蔵に入れておこう!」
そんな気持ちで蔵を活用していた人も多かったと思います。
うちの場合は、それとは少し違い、漆器の商品で使っていないもの
もしくはその当時たくさん作ったけれど日の目を浴びなかったもの、
または見本で作ったもの、などなど
とにかく漆器がたんまり。
(勝手にある蔵はまた別)
当たり前といえば当たり前なのですが、
その時に品物を管理するひとが、蓋は蓋ばかり
身は身ばかりで蔵の置き場所が違うので一苦労!
「まじですか・・・・・・」
なので、ちょっと神経衰弱みたいなどこに何があるのか、
整然と並んでいないものも多々あり、
おまけに、広い・・・・・・。
ま、そんな感じなので宝さがしみたいといえばそうなのですが
なかなか、なのです。
そこで色々出てきたものの一つが今回はこちらの文庫。
小さめの長さ18×20㎝の文庫です。
金縁に梅の手描きの絵があり可愛い。
そして側面に丸みがある布袋型。
きれいに拭いていたら、
底の板がとれる?
いや、中蓋がありました。
中蓋があるということは、この下に秘密の手紙も隠せるし
へそくりだって隠せるし・・・・。
通常よりも小さめの可愛い文庫はきっと嫁いだ時に持ってきたものかもしれません。
嫁入り道具の一つに親が渡したのかも???
と妄想しつつ楽しむ蔵出し品であります。
こちら、販売しております。
1点ものです。
今日開花したオダマキ




