洗朱の器 | Atsukoのポケット

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ピアノ三昧の日々から気がついたら漆器屋の女将に・・・・。
日々の出来事、感じたことをつれづれなるままに綴っています!

今朝の寒さは手が痺れるくらいの寒さでした。

ゴミを捨てに行くのも手袋が必要な時期になってきました・・・・。

 

 

さて本題。

漆器には古来より伝わるオレンジ色っぽい色

私たちは洗朱と書いて「あらいしゅ」という色があります。

 

色ではわかりますが

名前の由来がわからず、以前ショップチャンネルに出て

意味をきかれてわからず、それから調べたものの

どうもわかりにくくそのままになっていました。

 

洗朱のお皿を見る度に、なんで「あらいしゅ?」と

思っておりました。

 

それがすっきり判明!

 

朱は土の中にある水銀が硫黄と結合して色を出す。

比重が重く微粒子でもある。

絵具として使う場合はにわか水を少しずつ加えながら練り

時間を置き水を入れてよく混ぜさらに放置する。

すると表面に黄色い硫黄が浮く。

その硫黄を捨てる。

この工程を5回繰り返すと赤身の強い朱本来の色になる。

この作業を「朱を洗う」というのだそう。

 

ということで、今度聞かれたらきちんと答えねば。

 

この丁寧な作業で出る洗朱の色。

どうりで朱より少し黄みがかりオレンジっぽいのね、と

納得。

 

色を出す作業、興味あります。

時間の流れが違うのですよね~~~~~。

そんな洗朱の器で会津の伝統的な食べ物の

こづゆ というのを口にする。

贅沢な時間ですよね。

 

 

ひとつ謎が解けるとスッキリ!

これを読んでくださった方も、ね。

 

この色です。
 
 
ちなみに模様違いでこんなのも。
HPには大人気の赤べこも載っています。
福西惣兵衛商店

 

※赤べこのHPの模様は限りがあるので早い者勝ちです!

 

 

 

 

さ、知識ちょこっと増えた後はこちらである集まりに・・・・。

 

久しぶりに高校生の方々と話せ

貴重な時間が持てました。

 

 

ちょっとだけイルミネーションを見て帰宅。

会津若松、これからどうなるのか?

楽しみです!