年に1度市内の杏屋で開催される
無一釜の器の展示を見るのを
楽しみにしているのですが
ここ数年スケジュールが合わず、
開催前半には伺えずいつも後半に伺っておりました。
ご主人(鈴木幹雄氏)が白磁を焼き
奥様の孫枝さんが絵付けをしております。
器は展示後半にはほとんど売約済みになっていますが
どうしても気になったものは
数年待って作っていただいたこともあります。
今年はたまたま伺った時に孫枝さんがいらしたので
気になっていた新作器と同じものを頼みました。
今年中にできるとは期待していませんでしたが
昨日届けてくださいました。
絵は同じものを描かない、
その時の、その時期の花を描くため
同じ花を注文しても
注文した時とは(描く時期が違うので)違う、とのこと。
その姿勢はいつも変わらず。
同じものを描く技術もすごいとは思いますが
毎回違う絵を、気分と季節によって変える、ということを徹底していらっしゃるようです。
描くという勢いとインスプレーションを大事にしている方なんですね。
私が見て頼んだ「山アジサイ」とは若干違いましたが
今回の器もとても気に入りました。
(今日咲いた小さなバラと)
これは本日のランチ。
(ちなみにカレーは無印のレトルト)
大きいお皿以外も無一釜のもの。(漆器以外)
また私のお気に入りの器が我が家に仲間入りしました。
届けてくださった時に
思いがけず様々な話が出来
それはそれは深く共感することができました。
孫枝さんは沖縄出身。
差別のこと、沖縄での生活のこと、バッハが好き、などなど。
幹雄氏が以前「ハンセン病」の方の
辛いけれど楽しみを見つけて過ごしている風景を撮った展示会を沖縄で開催する、
とのことです。(幹雄氏は以前 通信社のカメラマン)
※「沖縄の傷痕」 沖縄愛楽園交流会館 8月31日まで
器と共に、深い課題を運んでくれました。
差別はどこにでもある。
気持ちを開こうよ、もういいじゃない・・・・・。
そんな話をしながら別れました。
いつもは器の話のみで
ゆっくり話したことはなかったのですが
興味深い話ができました。
これから、またこの器を漆器と共に大切に使っていきたいです。

