浄水器の品質表示は2004年に日本工業規格(JIS)に基づいて
実施された試験データを指定の方法で表示することが
義務付けられています!
はっきり言って浄水器の効果って目に見えてわかるものでは
ないですから。
敏感な人であれば、カルキ臭が無くなったくらいはわかるかも
しれませんけどね。
飲んで「細菌いない」なんてわかる人はいないわけで・・・
ましてや科学的に実証されてないような健康面での効果を
うたわれても・・・ね。
そこで今回は浄水器選びのポイントのひとつとして
品質表示しなければならない7つの項目を説明します。
ただし品質表示の対象となるのは浄水をメインにしている
商品となり、付加的に浄水機能が付いているものは対象外となります。
たとえば、アルカリイオン整水器、浄水機能付きコーヒーメーカー
浄水機能付き軟水器、などは対象外。
浄水器の品質表示例と解説
① 材料の種類
ABS樹脂、ステンレスなど水が通過する部材
② ろ材の種類
活性炭、中空糸膜、セラミックスなど水を浄化するろ材の種類
参照 「浄水器のろ過方法」
③ ろ過流量
3.0ℓ/分 浄水器を使用した時の1分あたりに出る水量
④ 使用可能な最小動水圧
0.01Mpa 浄水器を使用するときに最小限必要な水圧。
Mpa(メガパスカル)または Kpa(キロパスカル)
⑤浄水能力
遊離残留塩素
(総ろ過水量 2,500L除去率80% JIS S 3201試験結果)
濁り
(総ろ過水量 1,500L除去率80% JIS S 3201試験結果)
総トリハロメタン
(総ろ過水量 1,000L除去率80% JIS S 3201試験結果)
CAT(農薬)
(総ろ過水量 1,500L除去率80% JIS S 3201試験結果)
遊離残留塩素総ろ過水量 2,500L除去率80% とは
2500リットルの水を浄水器に通したとき、塩素の
除去率が80%ということ
どんな物質をどれだけ除去または減少させることができるかを
表示したもので、除去率80%になるまでのろ過水量を表示。
除去対象物質は13種類
・遊離残留塩素
・濁り(濁りを発生させる物質)
・総トリハロメタン(以下4物質を総称して総トリハロメタン表示可)
・クロロホルム
・ブロモジクロロメタン
・ジブロモクロロメタン
・ブロモホルム
有機化合物
・テトラクロロエチレン
・トリクロロエチレン
・1,1,1、-トリクロロエタン
・CAT(農薬)
・2-MIB(カビ臭物質)
・溶解性鉛(重金属)
⑥ろ材の取り換え時期の目安
1日当たりの使用水量
10L / 日 15L / 日
除去物質名
遊離残留塩素 250日(約8カ月) 150日(約5カ月)
濁り 150日(約5カ月) 100日(約3カ月)
総トリハロメタン 100日(約3カ月) 60日(約2カ月)
CAT 150日(約5カ月) 100日(約3カ月)
ろ材(カートリッジ)の取り換え時期、使用期間の目安
除去対象物ごとに使用期間が違うので注意。
上記の例の場合は結局のところ1日15L使用した場合
60日で交換が必要ということ。
ちなみに蛇口を全開にして出る水の量は5秒で1リットルですよ
水を大切に・・・(人´∀`*)お・ね・が・い☆ミ
⑦使用上の注意
・水道水の飲用基準に適合した水で使用してください。
・ろ材の取換時期の目安は、使用水量、水質、水圧によって異なります。
・熱湯を流さないでください。
・浄水した水はできるだけ早く使用してください。
・夜間など長時間使用しなかった後には、水質悪化のおそれがあるので、適切 な放流時間をとってくだ さい。
・凍結のおそれがある場所に設置する場合は、内部を凍結させないように注意 してください。
上記①~⑦は表示されているので浄水器購入の際は
必ずチェックしましょう。
信用のおけるメーカーの製品できちんと商品表示してある
ものを選びましょう。
次回「浄水器の選び方 後編」
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