Aさんと面談の日だったので、

二時間半話を聞いた。

 

「自分がいかに焦っているか、不安なのか、大変なのか」みたいなことを、ばーーーっと話すのを、否定せずに聞くに徹する。



自分がダメだとか、一番できてないとか、

遅れているとか、努力不足とか、自分だけ異質とか、卑屈で自己否定的な表現が重なる。とりあえず、否定(=本人を肯定)してほしいんだよね。

 

今日にいたっては

【仕事ができないことを上司に相談してしまう自分】について相談されるカオス。

(笑)

 

「まぁ、面談って、悩みを聞く場だから、不安に思っていることを正直に伝えてもらって、一緒に解決していけばよいので、

心配なことは、今後も自由に言ってもらったら、よいんですよ」とお伝えする。



ある意味わかりやすくて正直な人だよね。

 

 

昔、オタクの当時の同僚が、わーーーーーーーーと語っている(当時はちょっとマニアックな業務に携わっていて、その子はそのあたりに関するオタクだった)のを、100から7ずつ引いていったり、「今私が案山子と入れ替わってしばらくしてから戻ったとして、この人は気付かない可能性あるよな」と空想したりしながらやり過ごして、話が結論フェーズになるのを待っていたのに比べたら、

 

こっちのほうが面白くてよいかもしれない。

(当時から私は一貫して冷たい奴なんだと思う。)

 

 




それで、自分の悩みについて 「自分について僕なりに調べてみたんです」と、ミニレポートを渡される。

生成AIに聞いたそうだ。

 

・「おまえは役に立たない」と指摘される恐怖からの自己防衛


・Imposter Syndrome


 

ご、ごめん、内心で、Imposter Syndromeは笑ってしまった。

Imposter symdrome (some proffesionals prefer "imposter phenomenon") refers to the internal experience of doubting your abilities.

It is a behavioral health phenomenon described as self-doubt of intellect, skills, or accomplishments among high-achieving individuals.

These individuals cannnot internalize their success and subsequently experience pervasive feelings of self-doubt, anxiety, depression,

and/or apprehension of being exposed as a a fraud偽物 in their work,

despite verifiable and objective evidence of their successfulness.

 

仕事や勉強で成果を出しているにもかかわらず、「自分には能力がない」「まぐれだ」と思い込み、いつか周囲に「偽物だとバレるのではないか」と強い不安を感じる心理傾向です。精神疾患ではなく、多くの人が経験する一般的な心の状態です

 

 

しかも彼の資料の文章が、AI作成(それをそのままコピペしてある)なので、忖度してる。

「実力があるほど高いレベルの環境で、自分は偽物でここにいる資格がないと思い詰める傾向があります」 と説明しているんだけど、


上記の引用の通り、

このAIの定義はあまり適切でない。

AIがAさんに向けて作った文章である。

 

そして、実力がある、思い詰める

のところ二重にマーカーでなぞってあった。

 

…………。


う、うん、えっと、、、ごめん。

実際のところ、あなたは実績はまだ出してないかな。。。と思ったけど、つっこまなかった。


そして申し訳ないけど、

客観的に見ても、あなたが、「出来てない」というのは、まちがってないんだよ。。。

だからといって自分を否定せずできることをや得意なことをやっていったらよいと思うんだけど、それは届かないだろう。


そして、最近のAさんの変化は


「1+1」ぐらいのことでも悩んで動けなくなったのが、

「1+1はなんですか」とAIに聞くようになったこと。だけど、それは進化なのか退化なのか。


面白かったけども。

でもリテラシーない人がAIに依存すると本当にあぶなっかしいよね。



しかし、

こんな、自分はインポスター症候群かもしれないんですとか、

あるいは昨日の「旧帝大の優をとれて嬉しい」とか

「自己開示」がすごい。


ある意味、すごく楽観的であり、

過剰に私を信頼しすぎていると思う。

自分がimposter syndromeだと強く信じていたとしても、それを他人に伝えるのは、なかなかリスキーで勇気のいることに思われるけど。


たとえば

私が「旧帝大は関係ないと思います、あんまり実質的価値じゃなくて肩書き的なことばっかり強調してると、軽蔑されますよ」とか

「ISは、基本的に平均以上に客観的な実績を出していることが前提なので、今回のあなたのケースは該当しないと思います」

とか言ったらどうなるのやら。


まぁ言わないし、全否定発言はされないとわかっていて自由に言っているのだろうけど…



昨日も書いたけど、


この人、自分と他人の区別がついてないんだと思う。自分がよいと思うことを他人が嫌がる可能性や、自分の正義が他の人の正義と一致しない可能性があることを本当の意味で理解してなくて

「きちんと話せばわかる」と思っていたり、


ある人の職位とか所属機関とか、権威が、上がったり下がったりした際に、その人の近くの人の権威も連動すると思っている。あ、あと権威は数字ではかれると思っている。そして、権威は人の価値に直結すると錯覚している。


肥大した、未熟なアイデンティティー。

 

ーーー

あと、

気になったネット記事をスクラップしているみたいで、その中のいくつかを紹介してくれる。

 

「○○さん(私)怒らないですよね!怒らない人はなんで怒らないか解説している記事見つけたんです 」

「怒らない人はテクニックがあるんですってね」

 

 

で、6秒ルールとか披露してくれたのだけど、

別に6秒我慢する必要に迫られること自体がないので

絶対ちがうと思う。。。

 

 

実際のところ、怒らない人を検索してみると

「怒らない人はドライなだけ」

「怒らない人ほど怖い。見下してるだけで、心のなかで切り捨ててる」

みたいな記事がたくさん検索されるし、

私自身、それは一理あるよなと思う。

 

(オタクの同僚についてもそうだけど、人の認知や行動に対して、自分が影響を及ぼせると思ってないんだと思う。これは、私がきょうだい児で育ったからもあるのかもしれない。uncontrollableを実感するのに十分な環境だった。)



Aさんが
「怒らない人ほど怖い。見下してるだけで、心のなかで切り捨ててる」みたいな

情報に接している可能性だって十分あると思う。

でも。

たぶんAさんが、それはそれで信じた上で、私たちにとって都合のよい記事だけ報告してきたというよりは、

たぶんだけど、Aさんにとって都合よい情報は、私たちが自分にとって善い人間であることで、そういう意見を、信じるに足るものとして採用している気がする。

 

でも実際のところは、

「期待してないし見下してる」

 のほうが正しい。

 

ただ、

この人のコンディションを悪化させない責任はあると思っているし、

ある意味「医療従事者」とか「職業的支援者」に近い感覚で接しているので、

「そういう意味」では見捨てない。